≪SIGN≫編 第18回 「Σ固まりし 決意の 宣言」
最終更新日:04/04/20

第18話「Declaration」

◆初回感想(02/08/01)

今回初めてリアルタイムで見ました。映像がキレイだ(笑)

今回のメインは昴と銀漢。
「The Worldの秩序維持」という志は同じでも、やり方は正反対という感じのこの2人。
なんっつーか、リヴァイアスのヘイガーとユイリィの対比にそっくりだなぁ。
「暴力は絶対反対」という意見と、「綱紀粛正のためには力の行使も必要」って意見。
対立しがちですな。

そして最終的に昴が出した結論は、「紅衣の騎士団」の解散。
これからは「自分のやりたいこと」に専念するってことですか。
「二兎追う者は〜」とも言いますし、今までの昴の状況じゃどっちかを選ばないといけないってのは確か。
でもやっぱり、今回の決断は意外でした。
今までは自分のことを犠牲にしてでもThe Worldの秩序維持に努めてきたあの昴が、自分のことに専念する決断を下すとは。
今までの感じからそういうことするとは思えなかったんだけどなぁ〜
それほどまでに司の存在が気になっていたって事でしょうか。

しかしこの後、銀漢達がどうするかが気になる。
「力ある正義」を掲げる集団を再結成しそうだし・・・


◆2回目感想(04/02/28)

司に関わってばかりで、「紅衣の騎士団」としての職務に身が入ってない昴のことが相当気に入らない様子の銀漢。
クリムが心配していたとおり、ついにブチキレてしまい、昴と対立することに。

一方、昴の方は、最近特に騎士団としての立場、そして銀漢が疎ましいらしい。
本音と騎士団長としての立場の板挟みに悩む。
しかしクリムに「"The World"は遊びだ。お前が一番楽しめるやり方で遊べ」と言われ、司にとことん関わるという決意をする。

そしてついに真っ向から意見を対立させる二人。
銀漢は、昴が「我々は一プレイヤーに過ぎないのだから、不正を行うキャラに対して拘束だのアクセス制限だのといった強攻策を取るのは筋違い」と言う理由は、紅衣の騎士団が掲げる「正義」を貫くと、「"The World"史上最大最悪の不正キャラ」である司をも取り締まらねばならないからだ、と言い放つ。
そう言われた昴は、騎士団の解散を宣言する──


ふーむ。初回感想の時は昴のこの行動はちょっと意外に思えたけど、続けて見てるとそうでもないな。
昴の思い・・・「想い」でもいいか、は完全に司に傾いてる。
そっちにかける情熱はものすごく良く見て取れるけど、逆に紅衣の騎士団の団長として、"The World"の綱紀粛正につとめるって方にはあまり熱意が感じられない。特にここ数話。
そして銀漢に「司を追いかけること」と「騎士団の長であること」は相反する事であると言われて改めて現実を突きつけられ、さらにクリムの「これは遊びだ。自分が一番やりたいことをしろ」というセリフで決意を固めた結果、「自分のやりたいこと」を優先させるために、騎士団を切り捨てた・・・・と言う流れだったのか。
その流れが上手く掴めてなかったから最初はよく分からなかったようです。
しかし今こうして書いてみたら、リヴァイアスでカレンが言ってた「あのセリフ」みたいだなぁ。
「やりたいことに優先順位を付けて、努力しなくていいから覚悟を決めるの。それだけで大抵のことはできるわ。」という、アレ。
「司を追いかける」ことを最優先と決め、「自分がやりたいことをやるには騎士団との両立はムリだ。だから、後で団員から、他のプレイヤーからがどういわれようと構わない。解散する。」という覚悟を決める。そうしたおかげで、今後司と深く関われ、かけがえのない存在にまでなった・・・
昴は、あのセリフの良い実践例、って感じですな。