illusion1 「はじまり・はじまり」
放映日:2001.4.03


☆ストーリー紹介(詳解?)★


 ここは平和なジャングルの村。
 そこに一人の少年が母親と2人で暮らしていた。
 名前はハレ。
 ゲーム好きの普通の男の子である。

 ある晩、母のウェダは、一人の女の子を連れて帰ってきた。
 彼女の名前はグゥ。両親が亡くなって、身寄りがないからハレの家で引き取ることになったらしい。
 グゥはとてもかわいく、何より目が吸い込まれそうなぐらいきれい。
 そんなグゥと仲良くなれたらいいなと思うハレだった。

 が、翌朝起きてみると、昨日のかわいい顔はどこへやら、むしろ退化してんじゃねーか?ってぐらいグゥの顔は無愛想なものになっていた。
 さらにそれだけでは飽きたらず(?)、バナナを丸ごと口に入れたかと思いきや変な音や悲鳴を上げつつもぐもぐと噛み、無傷で吐き出すし、ハレのかわいがっていた鳥・ヒィを丸飲みするわ、レベッカと出会ったときは顔を変えるわ、テレビを飲もうとするわ、常識では考えられないような行動を繰り返していった・・・・
 しかも、その事を聞いたハレは、なんとグゥに飲まれてしまう。
 その中に広がっていたのはなんだかメルヘンチックな世界。中には人(しかも日本人)が2人も住んでいた。
 なお一層混乱し、内部葛藤するハレ。

 今後彼の身にはどんなことが起こるのだろうか。
 ハレの苦悩は始まったばかり・・・・・
★コミックとの対比☆
解説番号 主なシーン・セリフなど コミックのページ
ハレのゲームをリセットするウェダ。
バナナを取りに行くハレ。
そして、大きな黒い影に「ばふっ」と飲まれる。
ウェダがグゥをつれて帰ってくる。
ハレ「仲良くなれたらいいな・・・・」
(オープニング〜CMまで)
1巻P6〜17・1コマ目
(illusion1)
翌日。グゥの顔が変わってる。
「あ〜んまりしつこいと・・・・・昇天させるわよ」
バナナを飲んで吐くグゥ。
グゥに村の案内をするハレ。
ヒィを飲むグゥ。
グゥの「笑顔」。
1巻P17・2コマ目〜P30
(illusion1)
レベッカと出会うハレ達。
また顔が変わってるグゥ。
帰ってまたゲーム。
テレビを飲もうとしていたグゥ。
「だ〜め。 気に入っちゃったし。」とヒィを出さない。
そして「ばふっ」とされるハレ。そこには謎な世界が。
誠一&ともよ登場。
グゥの中だったと知り、葛藤するハレ。
1巻P32〜46
(illusion2)
☆詳しい解説★

1:Aパート
 基本的にコミックをそのまま再現しています。
 違うところと言えばウェダがリセットボタン押すまでの課程(笑)や、バナナ園での事件などがコミックより細かく描かれているところと、「あぁぁ・・・この子はもしかしてデンジャラス??!」のコマがなくなっていることぐらいでしょうか。あとはセリフが追加されているぐらいです。「昇天させるわよ」とか。

2:Bパート前半
 ここも基本的にコミックそのまま。
 ところで村の案内をすると言ったハレに対するグゥの態度。アニメ版の方かなり態度悪いです(笑)
 「教えるって何?」とまで言ってるし(笑)

3:Bパート後半
 この部分は比較的変えられてます。
 「ね・・・何で顔変わるの・・・・?」のあとのグゥの反応。「らんらんら〜ん、らんらんら〜ん」と無意味に踊ってます(笑)
 そのあと、家に帰ったハレ(っつーかグゥがTV飲もうとする前のシーン)ですが、コミックでは「ビックリ将軍」というTV番組を見てますが、アニメ版ではゲームしてます。
 それから、グゥの体内の世界。
 なんだかものすごくメルヘンチックな世界に仕上がってます(笑)。しかも長くて足だらけのネコがいたり、口だけみたいな魚が飛んでたり、はにわが走ってたりと、コミックよりさらに「異常」な世界です(爆)。
 もう一つ、内部葛藤後のハレの行動。
 コミックだと壁にあたまごつごつぶつけて「長い夢だなぁハレ・・・・早く目覚めないと永眠しちゃうかも・・・」とか言ってますが、アニメだと外に出て叫んだとたんスコールが降り始め、その後雨が降り込む窓際に座ってます(笑)
★個人的な感想(爆)☆

 いや、いきなりウェダのシーンから入ったんで何事かと思いましたよ(笑)
 しかも、なんかシリアスっぽいシーンからいきなりあの元気なオープニングに入ったときはギャップが素晴らしかったです(爆)
 しかも、そのあとは、コミックのノリだから、アニメから見始めた人はどう思ったんでしょうね?(笑)
 その他全般は、結構良かったですね。
 いや、ガンガンに載ってたイラストを最初に見たときは、「あぁ・・・こりゃあかんわ・・・・(汗)」とか思ってたんですよ(爆) でも、こうやって実際動いて声が付いてるのみたら結構良かった(爆)
 グゥの中の世界、あれがコミックより詳しく描かれてておもしろかったし、「落とすわよ」とかの名ゼリフ(笑)がほとんど言われたのでよし(爆)

 ところで、今回何に一番ウケたかと言えば、声優のキャスティングが一番ウケました(爆)
 サブキャラを中心に、豪華すぎです(笑) このページを作った理由は半分以上それだし(笑) キャスト紹介の経歴の欄見ればわかると思いますが、かなりのベテラン揃いで素晴らしいです。

 今後も(特にキャスティングに関しては/爆)期待大です(笑)

 最後に、風呂上がりにビール(でしょう、たぶん。)の缶を開け、飲んで、「ぷっは〜っっv」と言ったウェダを見て、某エ○ァンゲリオンのミ○トさんを思い出したのはぼくだけでしょうか(爆)
★5年後の感想☆
視聴・記入日:2006.05.05

はい、やって参りました。5周年記念企画のもっかい見直して感想を書こう企画。
放映から5年と1ヶ月と2日経ってますが(何)、第1話から順に行ってみたいと思います。

TV版のハレグゥを見るのはおそらくDVD各巻を購入したとき以来なので本当に約5年ぶりとなります。
ただ、1〜3話に関しては今年2月末に買った北米版で、英語音声で見てるので映像に関してはそんなに久しぶりではなかったり。
なのでそこまで久しぶりだーとか懐かしーとかいう感じはないですけど。

でも改めて思った。
やっぱり水島努監督作品だ(笑)
ハレグゥが水島監督初のTVシリーズだったため、放映当時はどんな感じの作品を作る人かイメージなど全くなかったので、主人公がやたら早口でツッコミ入れるとか、ツッコミしてるときはやたらと激しい、変な動きをするとか、そういう演出面での特徴は「『ハレグゥという作品』のノリだ」と認識していましたが、最近「撲殺天使ドクロちゃん」と今年4月からの新番組「xxxHOLiC」の2つの水島監督が手がける作品を見てその認識は間違いだったと気づきました。
これは「『水島監督の』ノリ」だったみたいです。
原作が変わり、作画スタッフが変わり、演じる声優が変わっても、何か見たこと有るような動き、何か覚えのある雰囲気が見られると言うことは、そういうことなんでしょう(何)

にしても、TV版1話からこんな飛ばしてたとはw
TVシリーズ以後、デラックス、ファイナルとどんどんエスカレート勢いを増してってたため何か麻痺してたのか、最近は「TV版の最初の頃はまだまだ大したことなかった」なんて思ってましたが、とんでもない(何)
既にぱっと見ただけで分かるほど「水島節」全開でしたよw
ハレは早速スゴイ勢いでツッコミ入れてるし、グゥに駆け寄ったレベッカに突き飛ばされたハレが遙か彼方まで転がっていって椰子の木にごつんしてとどめに上から実が落ちてきてキズだらけとか、グゥが。「らんらんら〜ん、らんらんら〜ん」と無意味に踊ってたりとか、この後恒例となる「豪雨オチ」も既に登場してたりとか。
動くところは凄まじく動くけどその他の所は至って「普通」で、動と静のメリハリがとてもハッキリしてるってのも特徴なんでしょうかね。
ハレグゥアニメ版、そしてその他水島監督作品に共通の基本的なイメージはほぼこの回に詰まってる感じでした。

それでもやっぱり、まだまだぬるいことは確かですけどね(爆)
ハレもまだ「普通の子」と言っても差し支えないし(何)

この後どんどん加速してくんだから、水島監督は恐ろしい人です(何)


ここで5年前の感想との比較を。
ウェダの家出シーンからいきなり始まるってのはどういう意図だったのか、未だに計りかねますな。
確かにTV最終話とは呼応するんだけど、何かウェダが主人公っぽいような感じになってしまうというか。この絡みの話だけは未だ自分の中で整理が付いてないです。

でも、そんなシーンの直後にあの陽気なOPに入るというギャップは、今見ても楽しい(何爆)

そしてキャスティング。
当時から見てもかなり豪華だと思ったけど、今から見ると当時思っていた以上にあり得ない豪華さ。
何だこの布陣。
今になってもこの名前を見るとおぉ、と思うような人がほとんどですからねぇ。
エニックス(当時)的にも相当気合い入れてたんでしょうかね。