illusion12 「お祭りどんどん」
放映日:2001.6.19


☆ストーリー紹介(詳解?)★
 今日は村のお祭りの日。ハレは忙しそうにみんなをかき集めているけど、何が始まるのやら・・・
 ウェダはものすごいメイクしてるし・・・

 そして始まったのは劇。
 その名も「必殺!中間色五人組戦隊」。
 ウェダは悪の組織「ボーア団」の参謀(?)で、レジィ、グプタ、トポステ、ワジ、ラヴェンナが「中間色五人組戦隊」のメンバーで、マリィはボーア団にさらわれてしまったレジィの妹、ボーアは喫茶New Yorkのマスター、ウイグルはボーア団の戦闘員「ポッカー」の親玉「邪竜ポクーン」、クライヴは中間色五人組戦隊を助ける博士で、グゥがどこからともなくピンチの中間色五人組戦隊に「変身はちまき」を渡す役、と言った感じ。

 観客はあまりはいらなかったけど、舞台は無事に終了。
 終わったことだし、とウェダを誘うクライヴ。
 そしてその背後ではウイグルが、自分が着ぐるみ役だったことに対してキレていた。そしてそのまま暴走し、「オレは何の印象も与えられない薄いキャラなんだ・・・・スポットライトとは一生無縁なのさ」とスポットライトを浴びながら(笑)舞台の上へ上がり、「オレの一世一代のハレ舞台、見てくれよな」と言って、首を吊ろうとした。
 ハレはあわててグゥに止めさせようとしたら、グゥはウイグルの足下の台を蹴り飛ばして一言。「・・・・・(息が)止まった」。
 それでも何とか一命を取り留めたウイグル。
 そのウイグルにグゥは「そんなに保健医がジャマなら倒すがいい」と、さらなる煽りを加える。
 その煽りにまんまとのせられ、クライヴに宣戦布告するウイグル。しかし当のクライヴは当然乗り気せず。
 クライヴをあおるウイグル。するとクライヴもなんだか加熱してきて、言い争いが始まった。
 そこに現れた村の長・ボーア。
「争いに血を流してはならない。それがこの村の掟である。
 争いには古来より伝わる儀式を以て雌雄を決すべし。よいかな・・・?」

 そして、長老が5歳の時以来開いていないと言う儀式の場の扉が今開かれた!
 その儀式とは、剣ではなく知恵を競い、力ではなく速さを誇るものらしい。
 そして、地下の儀式の場に到着した一行が見たものは・・・!

 クイズのセット。

 「じゃ、そういうことで。」と帰ろうとするクライヴ。
 「じゃぁウェダをやろう。」とグゥ。
 「人はものじゃないんだから・・・」と苦笑するクライヴだったが、
 「じゃ一年分」と言われ、なぜか心動かされる。
 そして、なぜだかマリィも参戦して、「第一回ウェダ争奪戦」が幕を開けた。

 第一ラウンドはウェダに関する情報をどれだけ知っているかという内容。
 ここではクライヴが20ポイントを獲得。

 第二ラウンドは、題して「セリフで酔わせましょう」。要するに、ロマンチックなセリフでウェダをめろめろにしちゃえってこと。
 ここでは、長老から買収ではないかとの異議が申し立てられるも、審議の結果有効と判定され、ハレが120点獲得で、一挙にトップに。

 第三ラウンドは、ウェダを1年間扱うのに必要な強靱な体力を競うジャングル一周レース。
 保健医がいきなり注射器を持ち出して体力ありそうなハレを足止めしようとしたため、ハレとずーーーーっと口げんかしながら走り続け、最後の最後まで騒ぎながら走り続け、残り50mのところまで来て2人して同時にポクテを踏んでずっこけた!!
 滑り込んで、ゴールに先にたどり着いたのは・・・・・・・・・・
 僅差でハレだった!!
 そして、第一回ウェダ争奪戦の勝者はハレに決まった。

 しかし・・・・・・・
 家に帰ってハレは思う。
 よく考えてみれば、他のみんなが勝つと今までと違う生活が待っているんだけど、オレの場合何一つ変わらないじゃん・・・・・・・てゆーかむしろ悪くなってるんじゃないか・・・・・・・・・?
 ・・・・・第二回争奪戦開催か・・・・・・? 
★コミックとの対比☆
解説番号 主なシーン・セリフなど コミックのページ
お祭りのイベントとして行われた劇・「必殺!中間色五人組戦隊」 5巻P185〜191
(特別企画)
グゥにあおられ、クライヴとウェダをかけて勝負することになったウイグル。
「儀式の場」で執り行われる、ウェダ争奪戦。
2巻P28・6コマ目
〜58
(illusion12・13)
☆詳しい解説★

1:必殺!中間色五人組戦隊
 4巻・巻末オマケの「音速戦隊マッハファイブ」が元ネタです。配役は大きく変わっていますが、レジィが主役だとか、ウェダがボーア団の一員だとか、戦闘員が「ポッカー」だとかはほとんどそのままです(笑) セリフも、ほとんど変わっていません。
 ただ、最後の2ページのマリィのシーンは入っていません。

2:第1回ウェダ争奪戦
 原作とは場面や流れなどが結構変わっています。まず、ウイグルが首吊りに至るまでの課程、ウイグルの宣戦布告からクライヴが戦いにのるまでの流れ、争奪戦(=儀式)が行われた場所などが、原作とは大きく異なっています。
 でも、これ以外のセリフ、競技内容などはほとんど変わっていません。
 最後のジャングル一周レースのスタート時にクライヴがとった行動が、銃ではなくて注射器でしたが(笑)
★個人的な感想(爆)☆

 この話題、予告を見たときは「マッハファイブ」ネタは使われるだろうけど、主にオリジナルかなぁと思っていたんですが、まさかこの流れでウェダ争奪戦に行くとは予想外でした(笑)
 しかも「儀式」とものものしく始まった割には、内容が原作と変わらずクイズってのもある意味予想外でした(笑)

 今回は結構シーンの流れは原作+αがいい感じに作用してるなぁと思ったのですが、不満な点は、ウェダ争奪戦に飛び入り参加したハレに対するグゥの「待ってましたとばかりのグゥスマイル」に、全然「にやり」って感じがなかったことです(爆) グゥスマイルは邪悪に「にやり」と笑ってこそ・・・・・・・なのに(爆)
 他にも、グゥの顔面パンチ食らったハレの顔が「濃すぎ」るかなぁって思いましたね・・・・ ちょっと原作の雰囲気壊しすぎかな・・・・・・・・・・・・・・・・・(汗)
★5年後の感想☆
視聴・記入日:2006.07.03

射的で対戦車ミサイルは撃てないと思います、グプタさん(何爆)
まぁそんなこんなな中間色五人組戦隊+ウェダ争奪戦合併ネタな今回。
原作の「マッハファイブ」は臙脂やら深緑やら、その名の通り中間色な戦隊に変更されてましたが、よくそんな微妙な色にするなんてこと思いついたなぁ(笑)
そんでそのネタからウェダ争奪戦へ繋いだのもまぁまぁ悪くない流れかと。
祭のイベントの一環として最適、みたいな(何
ギャグも、まぁ原作のほとんどそのまま流用だけど、この元ネタは一番勢いに乗ってたような時期のなのであちこちで笑えてなかなかよかったです。

ただ今回クライヴセンセがハレに対して無駄に陰険だったのがちょっと鼻についたかな。特に前半。いくら保健医でもちょっとハレが五月蠅いからって壁に吹っ飛ばすようなことはしないよーな。
もうちょっとギャグ的なノリでやってればまぁ許容できそうな感じだったから、そこら辺は惜しかった。
あと当時の感想見て思ったけど、「待ってましたと言わんばかりのグゥスマイル」は確かに物足りないな(笑)
もっと「にやり」感を出さないとww