第4巻
illusion:VII 「トキメキぴよマイエンジェル」
illusion:VIII 「胸毛大陸」
発売日:2002.11.25


☆ストーリー紹介★

★illusion:VII
いつもいつもウェダの代わりに家事の全てをやっていたハレは遂にそのことに嫌気がさし、赤ん坊が産まれる前から「育児ノイローゼ」になってしまうハレ。そんなハレの悩みを解決して上げようと、グゥはハレに2人の赤ん坊を差し出した。この赤ん坊って、まさかウェダとクライヴ・・・・?
そんなわけで、ハレの「親育て」の日々が始まるのだった。

★illusion:VIII
長老が3日間も眠ったまま起きないと言う。様子を見に行ったハレとグゥは、夢に原因があるのではないかと思い、早速「ちんちくりんステッキ」で長老の夢の中へ。するとその夢の世界は、誰もが胸に「ジャングル」を持っていて、長老自身の胸にも特大の「ジャングル」があるという、長老の理想の世界がひろがっていた!ハレは正直かなりいいと思ってしまったが、無事に長老を救えるのか?(笑)

★その他の収録映像
「インフォメーション」 OVA主題歌シングル、スペシャルCD「ジャングル通信デラックス」、コミックスの案内。
「エニックス作品関連情報」 「東京アンダーグラウンド」DVD/VHSの紹介。
「バンダイビジュアルインフォメーション」 「映画クレヨンしんちゃん アッパレ戦国大合戦」DVDのCM、「クレヨンしんちゃん」TVシリーズDVD化のCM。
★コミックとの対比☆
解説番号 主なシーン・セリフなど コミックとの対比 CDドラマとの対比
illusion:VIIその1
ハレの育児ノイローゼ解決のためにグゥが2人の赤子を連れてくる。
8巻P133〜142・3コマ目
(illusion80冒頭)
2巻
Trk14〜15前半
illusion:VIIその2
ゲーム「DAD MAMMY MAKER」で親育て?
オリジナル
(8巻P143・3コマ目〜
  144・2コマ目を含む)
illusion:VIIその3
なんとかミルクを与えることに成功して、就寝。
そして翌日・・・
8巻P144・3コマ目〜146
(illusion80ラスト)
2巻
Trk15ラスト
〜16前半
illusion:VIIその4
学校で・その1
(クライヴが「非行」に走る直前まで)
8巻P150、
P154・3コマ目〜156・1コマ目、
P157・4コマ目
(illusion81)
illusion:VIIその5
クライヴの非行
オリジナル
illusion:VIIその6
二人して微妙な年頃に育って困るハレ。
ほぼオリジナル
(ベースは8巻P156〜157)

8巻P160〜162・1コマ目
(illusion81)
2巻
Trk17前半
illusion:VIIその7
ハレ号泣。なだめるグゥ。
そしてオチ。
8巻P164・3コマ目〜166・1コマ目
(illusion81)
オチはオリジナル
2巻
Trk17後半
illusion:VIII全般 9巻P78〜96
(illusion87)
☆詳しい解説★

1:illusion:VIIその1
 カットされたコマがいくらかあるぐらい以外は、原作をそのままなぞっています。
 「このクセ毛が何かをほーふつするよーな・・・」のところでウェダが小さい方から大きくなっていたりはしますが。
 あと、次へ繋ぐために、「今日のウェダは若作りだな」に対するハレのツッコミ「程があらぁぁぁ!!」の直後で、ウェダとクライヴは泣きません。

 ちなみにここは、CDドラマ第2巻のトラック14〜15前半部分のネタとほぼ同じです。

2:illusion:VIIその2
 原作では上記「1」と「3」に相当する部分の間では、おむつを変えて何とか寝かしつけて、グゥがハレに赤子2人を殺させようとしたりと結構ページが使われていますが、OVAではそこら辺がばっさりと切られ、代わりに「ゲーム」を使って親育てという原作にはない展開が登場します。(ただし、「母さんこんなになってお腹の子どもどうなってんだよ」のあたりの数コマは原作通りに進んでいます)
 そしてゲーム登場のすぐ後に次のシーンへとつながります。

3:illusion:VIIその3
 ここはほぼ原作通りです。

4:illusion:VIIその4
 ここではカット、変更が結構目立ちます。
 P152、153はCDドラマ同様カットされましたし、P156の「しかしそんな少年の心休まる時間は瞬く間に過ぎていくのであった・・・──」あたりのコマもカットされています。
 また、ウェダとクライヴの成長のタイミングも「放課後」ではなく「10秒ぐらい目を離した隙に」ということになっています。そして、次のオリジナルとシーンへと続いていきます。

5:illusion:VIIその5
 クライヴが10歳かそこらに成長して「非行」に走るシーン。完全にオリジナルです。

6:illusion:VIIその6
 「今日の晩ご飯何が食べたい?」「別にー」とか、ウェダが洗濯していて「パパのパンツと一緒に洗うのイヤなんだもん」と言ったりしてるあたりは、原作P158・159をベースにしたオリジナルです。
 その後の風呂場での「ドッキリ☆ハプニング」やクライヴとの「対応に困るネタ」あたりはほぼ原作に忠実です。 
7:illusion:VIIその7
 原作では前の「6」との間に、グゥが保健医をしかったけど言うこと聞かないから飲もうとするシーンが挟まりますが、OVAではそこはなく、「6」からハレの不満が爆発するシーンに直結します。
 ハレの不満が爆発→グゥがハレをなだめるというシーンは、グゥのセリフが原作より多めになってはいますが大体原作通りです。
 その後の「オチ」は原作とは違って「2」で出てきたゲームがネタに使われ、原作ではなんか「いい話」的要素を残しつつ終わりましたが、OVAでは結局ハレの苦労は水の泡〜的な殺伐としたものに終わりました(笑)

8:illusion:VIII
 大幅な変更が加えられたillusion:VIIとは対照的に、こっちはほぼ完璧に原作に忠実でした。
 変わっているところを敢えて上げるとすれば、「ステッキ」で長老の夢の中に入るときに長々と(35秒も)「夢へ入っていく」感じのよくわからない映像が出てきたり、胸毛のマリィがハレの前に本当に現れたり、最後のオチで「長老は未だに発見されない」というのが付け加わったことぐらいです。
★個人的な感想(爆)☆

★オープニング
 「四畳半での生活」だの「あなたを失うことだけが怖かった。ただ怖かった。」って、最早なんのことやら(爆)

★illusion:VII
 ↑の「7」で書いたとおりなんですが、このオチだとハレは全く救われませんな(笑)
 あの「非行」のシーンでも何故かユミ先生にどつかれてんのはハレだったし(爆)
 でもハレが哀れな目に遭えば合うほど面白くなってしまうのがハレグゥってもんで(爆)
 若干ほのぼのしつつ終わった原作よりは笑えましたな(爆)

 しかし。CDドラマの時もそうだったけど、なんでグゥが持ってきたハレの時(10年前)の粉ミルクに対して「そんな恐ろしい消費期限物は捨ててしまえーー!!」とツッコミ入れるシーンは削られるのだろう。なんか好きなのに(何)

 そうそう。CDドラマと言えば。
 なんでちょっとしかセリフのない「赤子クライヴ」のためにわざわざ新しい人呼んでるんですか。
 CDドラマの時共演声優陣にやたら好評で、真殿さんが「新たなる役の『引き出し』」を開拓したあの声をなぜに使わない!(爆)そりゃー、「おばあちゃんと紙一重」かも知れんが(爆)
 あれをここで使わずしてどこで使おうと言うのだ(笑)。ウイグルの「保健医の物まね」は前々回ちゃんと使われたのになぁ。

★illusion:VIII
 ちょっと待って、マリィたん(またかい)その姿で出てこないで(爆)
 いろんなところで突っ込まれてるとおりその格好はある意味18禁だろう(爆)
 前回のダマの裸に続き、いきなり長老の裸からスタートしたりもう衝撃映像が多すぎですって。

 でもやっぱ演出も水島監督がやっただけあって、ノリが原作よりキツくなっててよかったです(笑)
 胸毛が除去されても未だに発見されない長老はいったいどこへ行ってしまったのでしょう(笑)

 しかしまぁ。15分しか枠がないのによく35秒も掛けて夢の世界へトリップしたもんだ(何)