illusion11 「略して海ピク」
放映日:2001.6.12


☆ストーリー紹介(詳解?)★
 ここはジャングルの村。・・・・だから暑いのは当然なんだけど・・・・
 それにしても最近暑すぎる。いくら何でも暑すぎる!!
 
 というわけで、ウェダの提案の元、村全体で海にピクニック、略して「海ピク」に行くことに決定した。
 ウェダは珍しく弁当を作ると(それもマリィの分まで)張り切るが、普段作らないからどうなることか心配なハレ。
 「鍋に水を入れて」と頼まれたグゥは口から水吐くし、騒いでたらキッチンから閉め出されるし・・・・・
 どうしようもないのでその日はもう寝ることにした。

 そんなこんなで、満田やポクテや伊勢エビなんかが材料にあったけど、唐揚げとロールキャベツとピーマンの肉詰めが完成。ウェダもやれば出来るもんである。それを祝って、グゥはウェダにビールを勧める。ちょっと躊躇いつつも、やっぱ飲みたかったらしく、飲んでしまうウェダであった・・・・

 翌朝。ウェダはテーブルで寝ていた。・・・・・・・そして気づいてみると・・・・・・・頑張って昨夜作った弁当のおかずは・・・・・・・酒の肴に消えました。弁当の運命やいかに!?

 とりあえず、弁当を持って海へ出発!
 バスの中ではそれぞれ旅を満喫しています。
 そして、砂浜に突っ込み荒っぽく到着!
 とりあえず、期待のお弁当を食べることに。
 しかし・・・・・・・・・・酒の肴に消えてしまったため、開けてみるとででーんと現れる日の丸!!
 一挙に落胆するハレであった。

 そして、みんなで海に入ります。
 ハレはゴーグルをして、水中を覗いてみるとたくさんの魚にまじって、グゥが「歩いて」いた。しかも魚をわしづかみにしては飲んでいる。そして、その先にあったラヴェンナの足まで・・・・・・・
 そんなグゥにツッコミを入れてると、後ろからウェダがゴムボートに乗ってやってきた。
 そしてそこで昼寝をすることに。
 気持ちのいいひとときを過ごすハレだった。

 しばらくして。
 目覚めてみると、そこは・・・・・・・・・・・・沖・・・・??
 ・・・・・どうやら・・・・・遭難してしまったらしい・・・・・・
 ここはウェダのプラス思考にならっておとなしくしてようと思ったハレだが、目の前を横切る黒い背ビレを見て、気を失う。しかしすぐに我に返り、どうしようどうしようと、情けない鼻水面でおろおろとする。そして、グゥに助けを求めたそのとき・・・!

 「なんや?」

 ・・・・・・・・いつからそこにいたんですか?
 突然現れるグゥ。
 そして、サメを飲み込んでくれると言う。

 グゥがサメを飲みに行った後、海はとても静かだった。
 が、突然大波が!!!
 2人の乗ったボートは波に飲まれ、2人は水中に!!
 そして襲い来るサメ!
 もうダメだ!!と思ったその瞬間!なにやら白いものがハレ達をつかみ、口とおぼしきところへ向かって吸い込んだ!!
 どうやら巨大化したグゥらしい。
 そのころ浜辺では、グゥが水を大量に吸っているせいで水位が下がっていった・・・
 ハレたちを飲み込んだ後、立ち上がるグゥ。その頭はジェット機の飛ぶ高さを優に超え、人工衛星が頭にぶつかるほどだった。

 日も暮れ、心配になってハレとウェダをさがす村の人たち。
 そこに、グゥが2人をつれて帰ってきた。
 ウェダはクライヴの人工呼吸により無事息を吹き返し、ハレは自分で気づいた・・・・もののクライヴの姿を見て自分も人工呼吸したいと思ったグゥにボディーブロー食らわされまた気を失い、吸い込まれんばかりのグゥの人工呼吸を受けるその直前に再び自力で復活した(笑)

 そんなこんなで、海ピクは終わり。村に帰ることに。
 こんなことがあったにもかかわらず、ウェダは「また来たいなぁ〜v」と。
 対してハレは、「このメンバーで海に来るのはずぇっったいヤダ」と思うのでした。 
★コミックとの対比☆
解説番号 主なシーン・セリフなど コミックのページ
やたらと暑い!!
そんなわけで、海にピクニックに行くことに!
5巻P150〜153
(illusion51)
明日の海ピクに備えて、夜から弁当づくりに精を出すウェダ。
朝起きてみると・・・酒の肴に消えました。
いざ開けてみると・・・・・日の丸!!
5巻P67〜76
[68・69は除く]
(illusion46)
ウェダが男に誘われ、「なぁんだ、子持ちか」と言われてキレる。
グゥがラヴェンナの足を飲む。
ゴムボートで昼寝。
気づいてみると沖にいた!
しかもサメまで現れておろおろと。
そこに現れるグゥ。
吸い込まれて、岸へつれて行かれる2人。
5巻P154〜184
(illusion51・52)
☆詳しい解説★

1:海ピクに行こう!
 かなり原作とは変わっています。一番大きく変わっているのは、(これは今回の全シーンに対していえることですが)原作では都会での話題なのでアシオ、ベル、ロバートがいますが、アニメではまだいないのでセリフはほとんど変わってないんですが、言ってる人がだいぶ違い、クライヴが動員されてました。

2:ウェダの手作り弁当
 見たとき「あれっ?」と思った人はぼくの他にもいるかも知れません。そうです。このシーンはアニメ版illusion6「ビバノンノン」でも使われていました。あっちは「包丁で『ざく』」ってシーンが使われていましたが、こっちではそのとき使われなかった残りの部分が使われました。「酒の肴に消えました」も(笑)

3:せっかくの海ピク・・・・・なのに遭難・・・
 ここもほとんど同じですが、1と同じでキャスティングが変わっています。たとえば魚に足をかじられたのがマリィだったり、グゥに足を飲まれたのがラヴェンナだったり、最後の人工呼吸のシーンがウイグル(未遂に終わる/笑)とクライヴだったり・・・などです。
 そのほかは大体同じですが、巨大化したグゥがどれくらい大きいものなのかが描かれました(笑)
★個人的な感想(爆)☆

 今回は、原作の都会編のネタをうまいことジャングルの面々だけで再構成したもんだなぁと感心してます(笑)
 特に最後の人工呼吸のシーン、クライヴがウイグルを突き飛ばしたときのセリフ「どけ!素人!」ってのは、見事だと思います。彼、医者ですしねぇ〜

 他は、原作で笑ったシーンがしっかり再現されてて良かったです。
 「酒の肴に消えました」とか、それで日の丸弁当になっちゃったとか、グゥが人の足飲み込んだとか、ハレが沖で気ィ失って情けない鼻水面でおろおろと挙動不審なようすとか・・・・・・(爆笑)
 それから、あの巨大化グゥがいかに大きいものか具体的に描かれていたのも良かったです(笑)人工衛星に頭ぶつけるほどだったとは(笑)
★5年後の感想☆
視聴・記入日:2006.07.03

海ピク行ったら遭難してしまった回。
笑いどころは若干少な目か。
弁当ネタも、原作ファン的にはこの間(6話)で使い残した部分回収したんだなと思えるけど、知らなかったらなんか同じようなネタがまた来たなと思ったかも。
まぁ、原作知ってると、元々別の回で、おまけに都会編での出来事だった海ネタと弁当ネタを上手くジャングル編に持ってきて繋げたなとは思いますけど。
もうちょっと勢いが欲しかったかな。


にしても、ウェダをナンパした男というちょい役に上田祐司(現在は「うえだゆうじ」に改名)ってのは一体何だったんだろうw
放送当時はその段階で不明だったアシオ役が実は上田さんで、先行して他の役で出てるんじゃないか、なんて勘繰ったりしてたけど結局それっきりだったし。