illusion9 「黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつ」
放映日:2001.5.29


☆ストーリー紹介(詳解?)★
 今夜は狩りの日で、母さんが居ないからお菓子食べてコーラ飲みながらゲーム三昧だ!!と、幸せを満喫するハレ。しかしそこに、「ウェダが行方不明になった」という知らせが入った。急いでみんなの元へと向かって、状況を聞くと、何か見たこともない獣に襲われたらしい。その獣はどんなものなのかを聞くと、どうやら黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつらしい。
 今日はもう夜も更けて暗いので、捜索は明日に延期され、村のみんなで黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつが具体的にどんな物かを考えることに。それぞれに絵を描いていろんな意見を出し合うけど、やはり想像は付かず。
 そこで、こんな事をしてても意味がないと思って、ハレは集会所を飛び出していった。

 ジャングルの結構奥まで入ってきた・・・実はこんなに奥まで来たのは初めてで、不安になるハレ。母さんのことも心配になり、泣き出しそうになる。・・・・・・その前に突然現れるグゥ。恐れおののくハレに、更に追い打ちをかけるように、謎の靴を見つけるグゥ。そして、ドキュメンタリー番組のナレーション調に語っていくと、「涙の玄界灘」と書かれたテープや、酒のビンなど、明らかに人のいた形跡が・・・・
 そして、その生中継が終わると、突然警告音を発するグゥ。すると、上からアディーとチェットが下りてきた。ハレを連れ戻してウェダを探すために追ってきたらしい。・・・・が、こんな時でもラブラブの2人。人の母親が行方不明だというのに甘々な雰囲気を作り出してうふんあはんといちゃついている。
 すると、突然茂みの中からこの雰囲気にいらついてウェダが出てきた!!
 なんだ・・・・めっちゃ元気やん・・・・・ と安心したのも束の間、ふらっと倒れてしまった。
 そこで、ハレはアディーとチェットにみんなを呼んできてもらうよう頼み、その間に少しでも村に近づいておこうと、グゥと一緒に運ぼうとした。が、その時、グゥが背後を指さしていた。何事かと思って見ると、謎の生物が・・・・・
 どうやらこれがウェダを襲った黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつらしい。
 その黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつは、グゥいわく「くま」らしい。
 とにかくこのままじゃ危ないので、ウェダをグゥに任せ、少しでも時間稼ぎをと、くまに向かっていくハレ。
 しかし、あっけなくすっ飛ばされてしまって、撃沈。
 くまはシシシシシと笑って、今度はグゥの元へと向かっていった。「危ない!」と叫ぼうにも、痛くて声が出ないハレ。くまはグゥにズンズンと近づいていく・・・・・・!
 そのあと、ハレは良く覚えていないが、誰かがくまに古いプロレス技をかけて倒していた。

 気付いてみると、ハレは家にいた。
 母さんも、腕にケガをしてはいるものの、無事だったらしい。
 グゥも、無事だったらしい・・・ってなんであのくまの毛皮がぁぁぁぁっ????!!!!

 そして・・・・なんかその日は「肉」が沢山あったから、夕食が豪華になったらしい・・・・
 しかも、「肉」があまりにいっぱいあったので、村のみんなにお裾分けしたらしい・・・・
 その夜は、どこの家でもごちそうじゃったそうな・・・・
★コミックとの対比☆
解説番号 主なシーン・セリフなど コミックのページ
全編通して 1巻P48〜62
(illusion3)
☆詳しい解説★

1:全編通して
 今回は、原作版illusion3「くまさん」をベースに、ウェダの遭難と黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつこと「くま」が登場する話題を描いています。
 アニメで削られたシーンは、グゥがアリを見て「働きアリってかわいそ・・・」と思うシーンです。このシーンはアニメ版illusion2で、ハレとグゥが学校へ行く途中のシーンで使われていました。
 追加されたのはかなりあるんですが、
・狩りに出発する前のシーン。
 台詞は、ウェダ「あなたはアホですか〜?」、ハレ「はーい」など(笑)
・クライヴが邪な企みを抱えて現れたところ。
・ウイグルの暴走。(ここの台詞は、原作2巻P31(illusion12)の台詞が使われています。)
・黒くて大きくて硬くて光って臭くて奇妙な声をあげるせーぶつについてみんなで討論するシーン。
・「ジャングルからの生中継」
 などです。
★個人的な感想(爆)☆

 今回はいろんな面でツッコミどころが多いです(爆)
 まず、サブタイが長い(爆)
 「黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつ」って長すぎ(笑)きっとこんなに長いサブタイは前代未聞でしょう。
 それから、「黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつ」を連呼しすぎ(笑)ハレもグゥもグプタもトポステもマリィもアディーもチェットも長老も果てはクライヴまでみんなして1回以上口にしてるし(笑)
お陰で覚えました(爆) 今こうして何度も打ってますけど、もちろん、何も見てません(爆)そして、コピペもしてません(爆)
 まだあります(爆)あの自殺現場みたいなレポートは何だ(爆)
 ハイヒールの靴と「涙の玄界灘」ってめっちゃ山田ひろこやんと思ってましたけど、違うのかな?(笑)

 その他諸々としては、長老の胸毛の「ヅラ」が背中側に付いていたこととか、「ウイグルがウェダのこと好き」という図式は今まで表に出てなかったってのが意外だったのとか、グゥの「諸悪の根元はクライヴだろ。彼の登場で脇役に落とされた者も少なくない」って台詞がウケたとか、目の前でいちゃつくバカップルにウェダが言い放った「あんた達は存在自体が公序良俗に反するんだから!」って台詞も大ウケだったとか、もうツッコミどころ満載(核爆)

 あと、「ラヴコメは・・・やめ・・・ろ・・・」「それが・・・それが彼女の最期の言葉だった・・・」とか、原作の素晴らしい台詞もちゃんと使われてて良かったです(笑)
★5年後の感想☆
視聴・記入日:2006.06.11

やー、今回勢い良いわぁ(爆笑)
さすが水島努演出/絵コンテ回。やっぱり監督直々にお出ましになると違いますな。
もうみんな喋りすぎw
母さん行方不明で不安なのにも関わらずハレはいつものように早口でまくし立ててるのに加え、「黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声を上げるせーぶつ」をみんな若干早口で連呼するのに始まり、ウイグルは突然ウェダのことが好きだとか自分はキャラが薄いだとか騒ぎ始めるし、グゥ様は良く分かんないジャングル自殺現場(?)レポートとしてぼそぼそとではあるもののしばらく喋り続けてたし、虫の息のハズのウェダまでアディ&チェットのラヴコメに息子顔負けのものすごい勢いでツッコミ入れちゃってるから全セリフ量がいつもよりずっと多い気がします(笑)
今回こんななのに、次回ついにダマだしなぁ。すごい流れだw

にしてもあの「くま」は何度見ても笑えるな(何)
「黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声を上げるせーぶつ」の名の通り、輪郭線が何故か明らかに筆ペンで描きました的な太い線なのがどうにも「奇妙で」またww