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ブレイブ ストーリー
投稿者:管理人 2006/07/10 Mon 02:09:35
公開2日目にして早速見てきました。
鋼ですら公開一週目の水曜日(札幌シネマフロンティアのメンズデー)まで行かなかったからおそらく僕的には最速記録(何
最近の生活パターンでは水曜に行くとかあり得ないしねぇ。
日曜ですら行けるときに早めに行っておかないと何が起こるか分からないと言うことで、さっさと行って来ました。
2日目ということで案の定混んでて、全席指定での販売だったんですが行った14;20の回では259席のうち最前列4列の77席を除いて満席。
上映開始直後ぐらいにその最前列にも数人来たからその回だけで190人ぐらいは入ってる計算に。
ただ入場口の様子見てると同時刻から上映開始の「カーズ」の方へより多くの人が流れてる感じ。やはりディズニー&ピクサーは強し、ってか。
興行収入はどうなるんでしょうかね。発表に期待。
んで感想ですが。
うーん。
まぁまぁ?(微妙)
(以下反転)
全体としてみれば、あの長大な原作を2時間にまとめたらまぁこんなもんかなという感じ。
現世での出来事は凄まじい勢いでばっさりと削られものすごい短く(10分程度?)まとめられてるし、幻界でのワタルたち一行の冒険の様子もまともに描かれているのはガサラ、トリアンカ病院、イルダ帝国のソレブリアだけで、他は主題歌に載せて声無しでちらっと見せるだけ。幻界にも南北問題や人種差別問題が存在すると言ったことや、幻界という世界の成り立ち、「ハルネラ」についても一切触れてないし、「真実の鏡」の設定もないから現世に戻ってくるのも無し・・・とまぁ半分どころか3分の2ぐらいは削られてるんじゃないかという勢いでした。
この大幅な削減は覚悟の上ではあったけど、実際ここまでやられるとちょっと寂しいなぁやっぱり。
現世でのできごとと、幻界に入ってからリリスでダイモン司教倒すまではちょっといくらなんでも削りすぎ。
主題歌に載せたダイジェストで見せてる幻界各地での出来事はまぁ良いとして、ちゃんと描かれてるはずのガサラの街での出来事とリリス及びトリアンカ病院での出来事もやたら急いで話が進んでて説明・描写不足が否めない・・・
特に現世はダイジェスト見てるような気分がするほどの短さ。
流石に原作並の割合でやれとは言わないけど、ワタルが運命を変えるために幻界へと向かう動機の部分だからもう少し丁寧に・・・あの倍ぐらいの時間はかけて欲しかったなと。
この部分がずいぶん短く終わってしまったおかげで、原作読んだ時みたいに物語り世界に没入して、ワタルと一緒に冒険したようなそんな気分になってる間もなく終わってしまいました。
おかげで全体的にちょっと薄味になっちゃったかなという感じかな。
原作を先に読んでしまったことに若干の後悔を覚えた、そんな感じの圧縮ぶりでした(何
でも、脚本の大河内さんが決めた劇場版の主軸である「ワタルとミツルの物語」という点から見れば、確かにこれでよかったのかも、と納得させられる出来。
原作でも結構重要な要素として書かれていた二人の”旅人”・ワタルとミツルのやり方の違い、即ち「自分の願いを叶えるためなら何をやっても良いのか?」という問いかけはしっかり描ききってましたし、最後運命の塔で、自分の中にある「悪い心」が具現化した「もう一人の自分」と戦うところもちゃんと描いてたのでそこはよかったです。
それから「運命の女神様」に言ったワタルの願いも若干変わってて、ただ「幻界を救って」というのではなく「ボクの仲間たちに未来を下さい」となってることで、キ・キーマやミーナ達幻界のメンツだけでなく、運命の塔でのもう一人の自分との戦いに敗れ消えてしまったミツルも救われると言う展開になってたのも、この劇場版は「ワタルとミツルの物語」ってスタンスなんだなと改めて納得できて良かったんじゃないかと思います。
そんなわけで、点数をつけるなら前半は35点ぐらいとワタルの総合評価並の点数ぐらいしかちょっとつけられないけど、後半は70~80点ぐらいはつけられる感じ。
全体を平均すればまぁ55点ぐらい──「中の上」ってとこですかね。
ストーリー面で語るのはこんなとこぐらいですか。
他の点で一番気になってたのは声の面なんですが・・・・
えー。過去にこの日記でヒドイこと言ってゴメンナサイ的なそんな感じ(何爆)
いやーもう、松たか子予想以上に上手いよちょっと!
予告第一弾見たときはホントどうなることかと思ったけど、そこはやっぱ松たか子もプロの俳優だし、プロデューサー始め制作側も質の良い物作って売り出そうという気は満々だからあのままでは終わらせなかったか。
俳優としてだけでなくアンパンマンの声優としても長年活躍してる戸田恵子に教えを乞いに行ったというだけあってちゃんとアニメの声優として少年の声で演じられるようになってました。芸能人起用の場合本職の声優と掛け合いしちゃうと、そっちと対比されてボロが出ることがあるけど、斎藤千和演じるミーナとワタルが話してるシーンにも何の違和感もありませんでした。
当初松たか子よりもずっと心配だったウエンツも、ミツルが持つ「大魔導士としての威厳」には若干欠けるかなという気がするだけで違和感はほとんど無し。
声優経験豊富だから全然心配してなかった大泉洋@キ・キーマはやっぱり自然だったし、常盤貴子@カッツも2chで試写会組の反応見てると結構散々言われてたけど僕はそんなに悪いとは思わず。確かにもうちょっとドスが利いてる方がそれっぽいけどw
伊東四朗@ラウ導師とかもかなりハマってたし、上手い上手いと評判になってたカッちゃん役のお笑い芸人・「北陽」虻川も確かに「お笑いで売れなくなってもちょっと鍛えれば声優業やってけるんでね?w」ってぐらい上手かった。
あと意外なところではなんか出てきてる大沢在昌、京極夏彦に原作者宮部みゆきの「大極宮」メンバー。
「おためしのどうくつ」の「知恵が欲しいか」の像が大沢さん、スペクタクルマシン団の少年・パックが宮部さん、カッツの側近・トローンが京極さんとのことだけど、声優どころか俳優ですらないのに妙にうめぇwwww
事前にどの役か知ってから見たけど、かなりとけ込んでてびっくりでした。
と言うわけで声の面では、ごく一部ちょっと「・・・あー・・・いや、うん(何」な人が居るだけで主要メンバーについては全く気になることはなくて大変よーござんした(何。
最後に映像面。
プラネテス以来久々に千羽さんの絵が動いてるのをしかも大スクリーンで見れてなんか満足な感じもしますが(何笑)、派手すぎず暗すぎずでちょうど良い色調だったし、CGもヘンに浮いてたりすることなくちゃんと調和してて、もう映像面では全くもって文句ありません。はい。
最近なんかぱっとしないと思ってたし、世間的にもいい評判をとんと聞かなくなってしまったGONZOだけど、本気を出せばここまでのものが作れるんだと見直しましたw
以上、全体を総括すると、「まぁ悪いもんではなかった、でもやっぱりちょっと物足りないところがあった」が適切な表現でしょうか。
やっぱ、上映時間は2時間半~3時間は欲しかったなぁ・・・
こうなるとやっぱりTVシリーズ全26話ぐらいでも作って欲しいなぁと思うわけでw
インタビュー読むと宮部さん自身も望んでいたようだし。
キャストは流石に無理だろうから変えるとしても、他のスタッフそのままでなんとかならんもんかねぇ~?
最後にどうでも良いことを(何
>大泉洋
キ・キーマ「これなまらうまいんだよ」
ワタル「なまら?」
・・・GJ(何爆笑)
流石道民の星だねwwww
>現世
お前またそれかよとつっこまれそうなこと請け合いですが(何)
現世の背景、やたら細かく、そしてリアルに描かれてるからきっとモデル地区が存在するな。間違いない(何)。
原作通り東京の下町っぽいけど。
原作の描写だとこのあたりのような気がするんだよねぇ。
分かれば例によって行ってきたいな(爆)
東京なら行きやすいし。
>宝玉の力
劇場設定では4つ目の宝玉の力で「勇者の剣」はスケボー状になって空を飛ぶことが出来る、ということになってるらしい。
・・・・アレどう見てもリフなんですがww
流石に見習い勇者のワタル君にはカットバックドロップターンとかは無理なようでしたけどね(何笑)
>パンフに
どうでも良いかどうかは若干微妙ですが、パンフ買ったら原作紹介のところに
近い将来続編の執筆も予定されている
とか書かれてたけどマジなんですかそれは。
イヤ嬉しいと言えば嬉しいけど、ワタルの旅については完全に決着付いてるわけで、アレに続けるって一体何を・・・?って感じなんですが。
まぁ、出たらもちろん読みますが(爆)
以上、予定以上に長々と書いた「ブレイブ ストーリー」感想でした。
DVDは・・・・出たら買うな、たぶん(爆)
さて今月はもう1本アニメ映画を見に行こうと思ってます。
エヴァ、.hackでお馴染み貞本さんがキャラデザした「時をかける少女」。
原作については全く知らないけど、まぁとりあえず見てみようかと。
札幌ではサッポロファクトリーの方のシネコンで7/22より上映開始。
この記事にリンク:http://tianlang.s35.xrea.com/diary/diary.cgi?mode=single&number=1146
公開2日目にして早速見てきました。
鋼ですら公開一週目の水曜日(札幌シネマフロンティアのメンズデー)まで行かなかったからおそらく僕的には最速記録(何
最近の生活パターンでは水曜に行くとかあり得ないしねぇ。
日曜ですら行けるときに早めに行っておかないと何が起こるか分からないと言うことで、さっさと行って来ました。
2日目ということで案の定混んでて、全席指定での販売だったんですが行った14;20の回では259席のうち最前列4列の77席を除いて満席。
上映開始直後ぐらいにその最前列にも数人来たからその回だけで190人ぐらいは入ってる計算に。
ただ入場口の様子見てると同時刻から上映開始の「カーズ」の方へより多くの人が流れてる感じ。やはりディズニー&ピクサーは強し、ってか。
興行収入はどうなるんでしょうかね。発表に期待。
んで感想ですが。
うーん。
まぁまぁ?(微妙)
(以下反転)
全体としてみれば、あの長大な原作を2時間にまとめたらまぁこんなもんかなという感じ。
現世での出来事は凄まじい勢いでばっさりと削られものすごい短く(10分程度?)まとめられてるし、幻界でのワタルたち一行の冒険の様子もまともに描かれているのはガサラ、トリアンカ病院、イルダ帝国のソレブリアだけで、他は主題歌に載せて声無しでちらっと見せるだけ。幻界にも南北問題や人種差別問題が存在すると言ったことや、幻界という世界の成り立ち、「ハルネラ」についても一切触れてないし、「真実の鏡」の設定もないから現世に戻ってくるのも無し・・・とまぁ半分どころか3分の2ぐらいは削られてるんじゃないかという勢いでした。
この大幅な削減は覚悟の上ではあったけど、実際ここまでやられるとちょっと寂しいなぁやっぱり。
現世でのできごとと、幻界に入ってからリリスでダイモン司教倒すまではちょっといくらなんでも削りすぎ。
主題歌に載せたダイジェストで見せてる幻界各地での出来事はまぁ良いとして、ちゃんと描かれてるはずのガサラの街での出来事とリリス及びトリアンカ病院での出来事もやたら急いで話が進んでて説明・描写不足が否めない・・・
特に現世はダイジェスト見てるような気分がするほどの短さ。
流石に原作並の割合でやれとは言わないけど、ワタルが運命を変えるために幻界へと向かう動機の部分だからもう少し丁寧に・・・あの倍ぐらいの時間はかけて欲しかったなと。
この部分がずいぶん短く終わってしまったおかげで、原作読んだ時みたいに物語り世界に没入して、ワタルと一緒に冒険したようなそんな気分になってる間もなく終わってしまいました。
おかげで全体的にちょっと薄味になっちゃったかなという感じかな。
原作を先に読んでしまったことに若干の後悔を覚えた、そんな感じの圧縮ぶりでした(何
でも、脚本の大河内さんが決めた劇場版の主軸である「ワタルとミツルの物語」という点から見れば、確かにこれでよかったのかも、と納得させられる出来。
原作でも結構重要な要素として書かれていた二人の”旅人”・ワタルとミツルのやり方の違い、即ち「自分の願いを叶えるためなら何をやっても良いのか?」という問いかけはしっかり描ききってましたし、最後運命の塔で、自分の中にある「悪い心」が具現化した「もう一人の自分」と戦うところもちゃんと描いてたのでそこはよかったです。
それから「運命の女神様」に言ったワタルの願いも若干変わってて、ただ「幻界を救って」というのではなく「ボクの仲間たちに未来を下さい」となってることで、キ・キーマやミーナ達幻界のメンツだけでなく、運命の塔でのもう一人の自分との戦いに敗れ消えてしまったミツルも救われると言う展開になってたのも、この劇場版は「ワタルとミツルの物語」ってスタンスなんだなと改めて納得できて良かったんじゃないかと思います。
そんなわけで、点数をつけるなら前半は35点ぐらいとワタルの総合評価並の点数ぐらいしかちょっとつけられないけど、後半は70~80点ぐらいはつけられる感じ。
全体を平均すればまぁ55点ぐらい──「中の上」ってとこですかね。
ストーリー面で語るのはこんなとこぐらいですか。
他の点で一番気になってたのは声の面なんですが・・・・
えー。過去にこの日記でヒドイこと言ってゴメンナサイ的なそんな感じ(何爆)
いやーもう、松たか子予想以上に上手いよちょっと!
予告第一弾見たときはホントどうなることかと思ったけど、そこはやっぱ松たか子もプロの俳優だし、プロデューサー始め制作側も質の良い物作って売り出そうという気は満々だからあのままでは終わらせなかったか。
俳優としてだけでなくアンパンマンの声優としても長年活躍してる戸田恵子に教えを乞いに行ったというだけあってちゃんとアニメの声優として少年の声で演じられるようになってました。芸能人起用の場合本職の声優と掛け合いしちゃうと、そっちと対比されてボロが出ることがあるけど、斎藤千和演じるミーナとワタルが話してるシーンにも何の違和感もありませんでした。
当初松たか子よりもずっと心配だったウエンツも、ミツルが持つ「大魔導士としての威厳」には若干欠けるかなという気がするだけで違和感はほとんど無し。
声優経験豊富だから全然心配してなかった大泉洋@キ・キーマはやっぱり自然だったし、常盤貴子@カッツも2chで試写会組の反応見てると結構散々言われてたけど僕はそんなに悪いとは思わず。確かにもうちょっとドスが利いてる方がそれっぽいけどw
伊東四朗@ラウ導師とかもかなりハマってたし、上手い上手いと評判になってたカッちゃん役のお笑い芸人・「北陽」虻川も確かに「お笑いで売れなくなってもちょっと鍛えれば声優業やってけるんでね?w」ってぐらい上手かった。
あと意外なところではなんか出てきてる大沢在昌、京極夏彦に原作者宮部みゆきの「大極宮」メンバー。
「おためしのどうくつ」の「知恵が欲しいか」の像が大沢さん、スペクタクルマシン団の少年・パックが宮部さん、カッツの側近・トローンが京極さんとのことだけど、声優どころか俳優ですらないのに妙にうめぇwwww
事前にどの役か知ってから見たけど、かなりとけ込んでてびっくりでした。
と言うわけで声の面では、ごく一部ちょっと「・・・あー・・・いや、うん(何」な人が居るだけで主要メンバーについては全く気になることはなくて大変よーござんした(何。
最後に映像面。
プラネテス以来久々に千羽さんの絵が動いてるのをしかも大スクリーンで見れてなんか満足な感じもしますが(何笑)、派手すぎず暗すぎずでちょうど良い色調だったし、CGもヘンに浮いてたりすることなくちゃんと調和してて、もう映像面では全くもって文句ありません。はい。
最近なんかぱっとしないと思ってたし、世間的にもいい評判をとんと聞かなくなってしまったGONZOだけど、本気を出せばここまでのものが作れるんだと見直しましたw
以上、全体を総括すると、「まぁ悪いもんではなかった、でもやっぱりちょっと物足りないところがあった」が適切な表現でしょうか。
やっぱ、上映時間は2時間半~3時間は欲しかったなぁ・・・
こうなるとやっぱりTVシリーズ全26話ぐらいでも作って欲しいなぁと思うわけでw
インタビュー読むと宮部さん自身も望んでいたようだし。
キャストは流石に無理だろうから変えるとしても、他のスタッフそのままでなんとかならんもんかねぇ~?
最後にどうでも良いことを(何
>大泉洋
キ・キーマ「これなまらうまいんだよ」
ワタル「なまら?」
・・・GJ(何爆笑)
流石道民の星だねwwww
>現世
お前またそれかよとつっこまれそうなこと請け合いですが(何)
現世の背景、やたら細かく、そしてリアルに描かれてるからきっとモデル地区が存在するな。間違いない(何)。
原作通り東京の下町っぽいけど。
原作の描写だとこのあたりのような気がするんだよねぇ。
分かれば例によって行ってきたいな(爆)
東京なら行きやすいし。
>宝玉の力
劇場設定では4つ目の宝玉の力で「勇者の剣」はスケボー状になって空を飛ぶことが出来る、ということになってるらしい。
・・・・アレどう見てもリフなんですがww
流石に見習い勇者のワタル君にはカットバックドロップターンとかは無理なようでしたけどね(何笑)
>パンフに
どうでも良いかどうかは若干微妙ですが、パンフ買ったら原作紹介のところに
近い将来続編の執筆も予定されている
とか書かれてたけどマジなんですかそれは。
イヤ嬉しいと言えば嬉しいけど、ワタルの旅については完全に決着付いてるわけで、アレに続けるって一体何を・・・?って感じなんですが。
まぁ、出たらもちろん読みますが(爆)
以上、予定以上に長々と書いた「ブレイブ ストーリー」感想でした。
DVDは・・・・出たら買うな、たぶん(爆)
さて今月はもう1本アニメ映画を見に行こうと思ってます。
エヴァ、.hackでお馴染み貞本さんがキャラデザした「時をかける少女」。
原作については全く知らないけど、まぁとりあえず見てみようかと。
札幌ではサッポロファクトリーの方のシネコンで7/22より上映開始。
この記事にリンク:http://tianlang.s35.xrea.com/diary/diary.cgi?mode=single&number=1146
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