徒然なるままに、日暮らし、パソに向かひて、心にうつりゆく由なきネタを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ(何)

鍵の投げおろし初速度付き<難しめ> (何)

No: 134
投稿者:管理人 02/12/03 Tue 19:13:09

きょうの螺旋。
原作ではちゃんと書かれて無かったからツッコミようがなかった、鉄橋上の列車から鍵を投げ下ろしたあのシーン。
くっきりはっきりと物理的におかしく描いてくれました(爆)
さすがまどかおねーさんに窓を素通りさせたスタッフだけはあります(爆)

高校行って物理を少しでもやった人には分かると思いますが、
地面と水平方向に、ある速度を持って移動してる物体から、何かを投げ下ろしたとき、
水平方向の速度は「慣性の法則」によって、維持されます
要するに、地上で静止している人から見ると、「上から下に真っ直ぐ落ちる」ように見えるのではなく、左図のような放物線軌道を描いて落ちるはずということ。

今回みたいに「上から下へ真下へ向かって真っ直ぐ落ちる」なーんてことは、あり得ません(爆)
ってか、これはアニメでもよく書かれてなかったので何とも言い難いことではあるんですが。
あの鉄橋の高さを10mとすると、鉛直方向の自由落下の式
「y=gt/2」(g≒10m/s2)
から、空気抵抗を一切無視すると落下に要する時間は2秒。
電車の速度を80km/hとすると、秒速22.2m。
よって、2秒間の間にも、鍵は地面と水平に44.4mも飛ぶわけで・・・・(爆)
必然的にひよのは、歩の立ってる位置から44.4mも手前で鍵を放さないといけないことになります。
ついでに、放すタイミングも重要。
ベストの位置(歩の44.4m手前)を通過した時から、0.1秒ずれただけで着地地点は2mほどずれるんですが?(爆)
ひよのは「鳴海さーーん」なんて手ぇ振ってましたが、鉄橋の高さ、電車の速度、風の状況を読み、0.1秒の誤差もなく瞬時にベストの地点を通過するタイミングを割り出してたんですね。さすがだ(何)


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