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勝手に捕捉:今週のもえがく5
投稿者:管理人 2008/01/27 Sun 02:58:30
あの痛さに耐えられるかどうかわからんから見るかどうかは微妙とは書いたものの、やっぱり言語ネタ萌えの血が騒いでなんだかんだで見てしまったもえがく5(何)
と言っても流石に使い回しのアニメパートを毎回見てるとあまりに時間食うので適宜飛ばしながらですが。
で、せっかくだし、この番組をきっかけにこの日記でも言語ネタを扱ってみたいと思います(何)
というわけで今週のお題は数詞。
◆한국어&中文
韓国語と中国語の数詞は日本語と同じシステムだから発音もどことなく似てて分かりやすいね。
と言うのも日本語も韓国語も中国語をそのまま輸入して使ってるからですが。
古代中国は東アジアで最も文明の進んだ地域だったから、周辺地域の文化に極めて大きな影響を与えたわけですな。
日本語の数の数え方も与えられた影響の一つで、「いち、に、さん」ってのは漢字の「一、二、三」の音読み、すなわち中国語に由来するものな訳です。
今週のもえがくでやってた韓国語の「일、이、삼」ってのも同じ。
だから似てるのも当然ですな。
ただ、同じくもえがくでやってた現代の中国標準語「普通话」も、もちろん日本語も韓国語も、中国から文化が伝わった時代からそれぞれ別の進化の道を辿ってだいぶ変化してしまってるので、最早ものすごく似てるとは言い難いですけど。
でも、僕が広東語に興味を持って調べ始めたときには、同じ中国語でも広東語は普通话より日本語や韓国語と発音が似てるのが多いなという印象を受けました。なんでも、広東語は古中国語の語彙と音が比較的残っている方言なんだそうで。まあ、日本に伝わってきた中国語ってのは、日本語の音読みに「呉音」や「唐音」なんて分類があると言うことから考えて、広東語が使われている中国南部・広州近辺のものではなく、もうちょっと北の呉や唐の中心地があったとこ、今で言う上海や西安のあたりから伝わってきたのが主なんでしょうし、何よりそれらが伝わってから何千年というレベルの年月が過ぎ去っているのでやっぱり変化してしまってるんでしょうけども、それでも面影は残ってますね。
というわけで1から10まで並べてみますか。左から順に中国語、広東語、韓国語、日本語です。
自分向け広東語発音メモも兼ねて(何爆)
1一 yī イー / yat1 ヤッ / 일 il イル / ichi イチ
2二 èr アル / yi6 イー / 이 i イー / ni ニ
3三 sān サン / saam1 サーム / 삼 sam サム / san サン
4四 sì スー / sei3 セイ / 사 sa サー / shi シ
5五 wǔ ウー / ng5 ンー / 오 o オー / go ゴ
6六 liù リュウ / luk6 ロック / 육 yuk ユック / roku ロク
7七 qī チー / chat1 チャッ / 칠 ch'il チル / shichi シチ
8八 bā パー / baat3 パーッ / 팔 p'al パル / hachi ハチ
9九 jiǔ チュウ / gau2 ガウ / 구 ku クー / ku ク
10十 shí シー / sap6 サップ / 십 ship シップ / ju ジュウ
とまあこんなかんじで、似てるところは似てますね。
3,6,9は特に似てるかな。
「いち」も「一個」のときは「いっ」になるから「ヤッ」に近いものはあるし。
まぁ、似てないところは似てませんけどね(爆)
さて韓国語からもうひとネタ。
日本語の数詞には上のような漢語のシステムの他にもう一つ、「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」という日本古来の「大和言葉」のシステムがありますね。
このシステムは韓国語の方にも有りまして。
「もえがく」みたいな超入門編だとだいたい漢語系の「일, 이, 삼・・・」しかやらないんですけど、そっちだけではものを数えることが出来ないだけじゃなく、「지금 몇 시?(今何時?)」って聞かれても答えられない、なんてことになります。
と言うわけでこっちもかってに紹介してみたいと思います(何)
ひとつ 하나 ハナ
ふたつ 둘 トゥル
みっつ 셋 セッ
よっつ 넷 ネッ
いつつ 다섯 タソッ
むっつ 여섯 ヨソッ
ななつ 일곱 イルゴプ
やっつ 여돏 ヨドル
ここのつ 아홉 アホプ
とお 열 ヨル
漢字を読んでる単語は使われる音がある程度限られててわりと発音しやすいけど、こういう土着の方の言葉は独特の音が多くて発音しづらいですね・・・
ちなみに日本語は「とお」で終わりですが、韓国語の場合はこの先まだまだ続いて、99まで行けるそうです。
そういえば大学の授業で韓国語取ったときにちらっと教わったような気はしないでもないな。あんまり使わなそうだけど。
この韓国語独自システム(固有数詞と言うらしい)は日常会話において、日本語の大和言葉システム以上に重要な地位にあります。普通に「クリアファイルが10枚」みたいにものを数え上げるときの他、よく使うところでは時刻や時間を表す時にも使われます。「2時」なら「두시 トゥシ」、「3時間」は「세시간 セーシガン」みたく。(※하나, 둘, 셋, 넷は後に「시」みたく何か続くときはそれぞれ한 ハン, 두 トゥ, 세 セ, 네 ネに変化)
数え上げのときも日本語だと「一個(いっこ)、二個(にこ)」とか「一枚(いちまい)、二枚(にまい)」みたく結構漢語系を使いますが、韓国語だと(少なくとも僕が学校で教わった感覚からでは)「한 개」「두 개」みたく固有数詞が使われることのほうが多い気がします。
さらには「いち、にの、さん!」みたいなかけ声のときも「하나, 둘, 셋!」って言うみたいですよ。
もえがくOPの言語によって毎回変わる「1, 2, 3, 4, 5」の部分も固有数詞で言ってますし。
そんな感じで割と使用頻度が高いので覚えとくと良いこと有るかも知れません(何)
◆Français
日中韓の数字は「一を知って十を知る」じゃないですけど「十まで知れば九十九まで知れる」という単純な仕組みで成り立ってますが、欧米の言語はそうじゃないですね。
例えば英語ではtenの次はten-oneではなくeleven, twelve, thirteen, fourteen, …と続きますし、20もtwo-tenではなくtwentyだったり30もthirtyだったりします。
こんな風に日本語から見ると一筋縄ではいかない欧米の言語ですが、フランス語は・・・ねぇ?(何)
僕はフランス語は誰かにちゃんと教わったことはないのであまり詳しくありませんが、このめくるめく数詞の世界(何)ぐらいは知ってますw
だって複雑怪奇で楽しいしwww
まず、もえがくでもやってたとおり、1~10はun アン, deux ドゥ, trois トロワ, quatre キャトフ, cinq サンク, six ス, sept セット, huit ユィット, neuf ヌフ, dix ディス。
11以降は英語の「~teen」みたくonze オンズ, douze ドゥーズ, treize トレズ, quatorze キャトーズ, quinze カンズ, seize セズとun, deux, trois・・・を元にちょっと変化させた形になります。
でも17以降は何故か英語の~teen系ではなく、日本語とかと同じ「10+7」タイプになってdix-sept ディセット, dix-huit ディズィット, dix-neuf ディスヌフとなるそうです。
で。20はvingt ヴァン。
英語のtwentyはtwoと似てるけど、deuxと似ても似つかないこの単語がステキ第1弾(何)
20が特別扱いなのは、何でも周辺言語に20進法で数えてたところがあってそれを取り込んだ名残だとか何だとか。
そこからしばらくはvingt et un ヴァンテアン(直訳すると「20と1」)、vingt-deux ヴァンドゥー、vingt- trois ヴァントロワ、vingt-quatre ヴァンキャトフ、vingt-cinq ヴァンサンク、vingt-six ヴァンスィス、vingt-sept ヴァンセット、vingt-huit ヴァンユィット、vingt-neuf ヴァンヌフと続いて、30がtrente トラント。これは20と違ってtroisの面影有りますね。
以後も素直に40がquarante カラント、50がcinquante サンカント、60がsoixante ソワッサントと英語のthirty, fourty, fifty, sixtyのように規則的に変化していきます。
33、35、42、66みたいな端数もそれぞれtrante-trois トラントロワ、trente-cinq トランサン、quarante-deux カランドゥー、soixante-six ソワッサンシス、と単純に30+3、40+2みたいな言い方。
だがしかし(何)
さっきも17から形が変化したのと同じく、70はsoixante-dix ソワッサンディス(60+10)。
そして71はsoixante-dix et unではなくsoixante-et-onze ソワッサンテオンズ(60+11)。
72もsoixante-douze ソワッサンドゥーズ(60+12)。
なんだかフランス語の世界では6が絡む数字は偉いみたいです(何)
こうなったんなら80は60+20になるのか?
と思いきや(何)
80はquatre-vingts キャトフヴァンだそうですよ。
どういうことかってーと4×20ですよ。かけ算出てきましたよかけ算(何)
これもやっぱり20進法の名残か?
で、こっから先はquatre-vingts-un キャトフヴァンアン(4×20+1)、quatre-vingt-deux キャトフヴァンドゥー(4×20+2)、中略で90がquatre-vingts-dix キャトフヴァンディス(4×20+10)、91はquatre-vingts-onze キャトフヴァンオンズ(4×20+11)と続き、さっきと同じように97からはquatre-vingts-dix-sept キャトフヴァンディセット、quatre-vingts-dix-huit キャトフヴァンディズィット、quatre-vingts-dix-neuf キャトフヴァンディスヌフ。
なんかもう「4×20+10+7」とかってバカじゃないのかと言いたくなるね(爆)
そして100はcent ソン。
これはきっとcentury(=100年)とかと同語源でしょう。
ここから先は流石にネタが尽きたのか(何)、特におかしな点は見あたらず。101はcent-un ソンアン、112はcent-douze ソンドゥーズ、200はdeux-cent ドゥーソン、700もsept-cent セットソン。
さらに先へ行って1000はmille ミーユ。これも千年紀「millennium」と同語源だねきっと。
この後もやっぱり素直。
2000はdeux-mille ドゥーミーユ、10000以降も英語のten thousandと同じ形でdix-mille ディスミーユ、11000はonze-mille オンズミーユ、12000はdouze-mille ドゥーズミーユ・・・ってな感じ。
まぁ要するにだ。ある程度規則性はあるとは言え100までしっかり覚えないと間違えかねないと、そういうわけですね(爆)
フランス語は難しい!
なお、某OVAを見た人は所々でピクリと反応してしまうことを禁じ得なかったと思いますが、途中の端数とかのチョイスがわざとであるというのは、まあ今更改めて言うことでもないですよねー(何)
あまりにあからさまだしー(何)
ちなみに今回の参考文献。
wikipedia:フランス語の数詞
米田透のフランス語表現集付録 - 数字
◆今週のへぇ(何)
Español
cinco(5)とかdiez(10)の発音って[θ](英語のth)なんだ。へぇ。
中文
中国語は英語に次いでまともに勉強した言語でもえがくレベルのことは今更感が漂うので、他のセリフのリスニングをすることにしました(何)
「誰か助けて──!」は「谁快来救我啊!Shéi kuài lái jiù wǒ a! 」、「ありがとう、おかげで助かりました」は「谢谢你的帮忙。Xièxie nǐ de bāngmáng. 」って言ってた?「帮忙」は単語調べるまで自信なかったけど。
この記事にリンク:http://tianlang.s35.xrea.com/diary/diary.cgi?mode=single&number=1450
あの痛さに耐えられるかどうかわからんから見るかどうかは微妙とは書いたものの、やっぱり言語ネタ萌えの血が騒いでなんだかんだで見てしまったもえがく5(何)
と言っても流石に使い回しのアニメパートを毎回見てるとあまりに時間食うので適宜飛ばしながらですが。
で、せっかくだし、この番組をきっかけにこの日記でも言語ネタを扱ってみたいと思います(何)
というわけで今週のお題は数詞。
◆한국어&中文
韓国語と中国語の数詞は日本語と同じシステムだから発音もどことなく似てて分かりやすいね。
と言うのも日本語も韓国語も中国語をそのまま輸入して使ってるからですが。
古代中国は東アジアで最も文明の進んだ地域だったから、周辺地域の文化に極めて大きな影響を与えたわけですな。
日本語の数の数え方も与えられた影響の一つで、「いち、に、さん」ってのは漢字の「一、二、三」の音読み、すなわち中国語に由来するものな訳です。
今週のもえがくでやってた韓国語の「일、이、삼」ってのも同じ。
だから似てるのも当然ですな。
ただ、同じくもえがくでやってた現代の中国標準語「普通话」も、もちろん日本語も韓国語も、中国から文化が伝わった時代からそれぞれ別の進化の道を辿ってだいぶ変化してしまってるので、最早ものすごく似てるとは言い難いですけど。
でも、僕が広東語に興味を持って調べ始めたときには、同じ中国語でも広東語は普通话より日本語や韓国語と発音が似てるのが多いなという印象を受けました。なんでも、広東語は古中国語の語彙と音が比較的残っている方言なんだそうで。まあ、日本に伝わってきた中国語ってのは、日本語の音読みに「呉音」や「唐音」なんて分類があると言うことから考えて、広東語が使われている中国南部・広州近辺のものではなく、もうちょっと北の呉や唐の中心地があったとこ、今で言う上海や西安のあたりから伝わってきたのが主なんでしょうし、何よりそれらが伝わってから何千年というレベルの年月が過ぎ去っているのでやっぱり変化してしまってるんでしょうけども、それでも面影は残ってますね。
というわけで1から10まで並べてみますか。左から順に中国語、広東語、韓国語、日本語です。
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2
3
4
5
6
7
8
9
10
とまあこんなかんじで、似てるところは似てますね。
3,6,9は特に似てるかな。
「いち」も「一個」のときは「いっ」になるから「ヤッ」に近いものはあるし。
さて韓国語からもうひとネタ。
日本語の数詞には上のような漢語のシステムの他にもう一つ、「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」という日本古来の「大和言葉」のシステムがありますね。
このシステムは韓国語の方にも有りまして。
「もえがく」みたいな超入門編だとだいたい漢語系の「일, 이, 삼・・・」しかやらないんですけど、そっちだけではものを数えることが出来ないだけじゃなく、「지금 몇 시?(今何時?)」って聞かれても答えられない、なんてことになります。
と言うわけでこっちもかってに紹介してみたいと思います(何)
ひとつ 하나 ハナ
ふたつ 둘 トゥル
みっつ 셋 セッ
よっつ 넷 ネッ
いつつ 다섯 タソッ
むっつ 여섯 ヨソッ
ななつ 일곱 イルゴプ
やっつ 여돏 ヨドル
ここのつ 아홉 アホプ
とお 열 ヨル
漢字を読んでる単語は使われる音がある程度限られててわりと発音しやすいけど、こういう土着の方の言葉は独特の音が多くて発音しづらいですね・・・
ちなみに日本語は「とお」で終わりですが、韓国語の場合はこの先まだまだ続いて、99まで行けるそうです。
そういえば大学の授業で韓国語取ったときにちらっと教わったような気はしないでもないな。あんまり使わなそうだけど。
この韓国語独自システム(固有数詞と言うらしい)は日常会話において、日本語の大和言葉システム以上に重要な地位にあります。普通に「クリアファイルが10枚」みたいにものを数え上げるときの他、よく使うところでは時刻や時間を表す時にも使われます。「2時」なら「두시 トゥシ」、「3時間」は「세시간 セーシガン」みたく。(※하나, 둘, 셋, 넷は後に「시」みたく何か続くときはそれぞれ한 ハン, 두 トゥ, 세 セ, 네 ネに変化)
数え上げのときも日本語だと「一個(いっこ)、二個(にこ)」とか「一枚(いちまい)、二枚(にまい)」みたく結構漢語系を使いますが、韓国語だと(少なくとも僕が学校で教わった感覚からでは)「한 개」「두 개」みたく固有数詞が使われることのほうが多い気がします。
さらには「いち、にの、さん!」みたいなかけ声のときも「하나, 둘, 셋!」って言うみたいですよ。
もえがくOPの言語によって毎回変わる「1, 2, 3, 4, 5」の部分も固有数詞で言ってますし。
そんな感じで割と使用頻度が高いので覚えとくと良いこと有るかも知れません(何)
◆Français
日中韓の数字は「一を知って十を知る」じゃないですけど「十まで知れば九十九まで知れる」という単純な仕組みで成り立ってますが、欧米の言語はそうじゃないですね。
例えば英語ではtenの次はten-oneではなくeleven, twelve, thirteen, fourteen, …と続きますし、20もtwo-tenではなくtwentyだったり30もthirtyだったりします。
こんな風に日本語から見ると一筋縄ではいかない欧米の言語ですが、フランス語は・・・ねぇ?(何)
僕はフランス語は誰かにちゃんと教わったことはないのであまり詳しくありませんが、このめくるめく数詞の世界(何)ぐらいは知ってますw
だって複雑怪奇で楽しいしwww
まず、もえがくでもやってたとおり、1~10はun アン, deux ドゥ, trois トロワ, quatre キャトフ, cinq サンク, six ス, sept セット, huit ユィット, neuf ヌフ, dix ディス。
11以降は英語の「~teen」みたくonze オンズ, douze ドゥーズ, treize トレズ, quatorze キャトーズ, quinze カンズ, seize セズとun, deux, trois・・・を元にちょっと変化させた形になります。
でも17以降は何故か英語の~teen系ではなく、日本語とかと同じ「10+7」タイプになってdix-sept ディセット, dix-huit ディズィット, dix-neuf ディスヌフとなるそうです。
で。20はvingt ヴァン。
英語のtwentyはtwoと似てるけど、deuxと似ても似つかないこの単語がステキ第1弾(何)
20が特別扱いなのは、何でも周辺言語に20進法で数えてたところがあってそれを取り込んだ名残だとか何だとか。
そこからしばらくはvingt et un ヴァンテアン(直訳すると「20と1」)、vingt-deux ヴァンドゥー、vingt- trois ヴァントロワ、vingt-quatre ヴァンキャトフ、vingt-cinq ヴァンサンク、vingt-six ヴァンスィス、vingt-sept ヴァンセット、vingt-huit ヴァンユィット、vingt-neuf ヴァンヌフと続いて、30がtrente トラント。これは20と違ってtroisの面影有りますね。
以後も素直に40がquarante カラント、50がcinquante サンカント、60がsoixante ソワッサントと英語のthirty, fourty, fifty, sixtyのように規則的に変化していきます。
33、35、42、66みたいな端数もそれぞれtrante-trois トラントロワ、trente-cinq トランサン、quarante-deux カランドゥー、soixante-six ソワッサンシス、と単純に30+3、40+2みたいな言い方。
だがしかし(何)
さっきも17から形が変化したのと同じく、70はsoixante-dix ソワッサンディス(60+10)。
そして71はsoixante-dix et unではなくsoixante-et-onze ソワッサンテオンズ(60+11)。
72もsoixante-douze ソワッサンドゥーズ(60+12)。
なんだかフランス語の世界では6が絡む数字は偉いみたいです(何)
こうなったんなら80は60+20になるのか?
と思いきや(何)
80はquatre-vingts キャトフヴァンだそうですよ。
どういうことかってーと4×20ですよ。かけ算出てきましたよかけ算(何)
これもやっぱり20進法の名残か?
で、こっから先はquatre-vingts-un キャトフヴァンアン(4×20+1)、quatre-vingt-deux キャトフヴァンドゥー(4×20+2)、中略で90がquatre-vingts-dix キャトフヴァンディス(4×20+10)、91はquatre-vingts-onze キャトフヴァンオンズ(4×20+11)と続き、さっきと同じように97からはquatre-vingts-dix-sept キャトフヴァンディセット、quatre-vingts-dix-huit キャトフヴァンディズィット、quatre-vingts-dix-neuf キャトフヴァンディスヌフ。
なんかもう「4×20+10+7」とかってバカじゃないのかと言いたくなるね(爆)
そして100はcent ソン。
これはきっとcentury(=100年)とかと同語源でしょう。
ここから先は流石にネタが尽きたのか(何)、特におかしな点は見あたらず。101はcent-un ソンアン、112はcent-douze ソンドゥーズ、200はdeux-cent ドゥーソン、700もsept-cent セットソン。
さらに先へ行って1000はmille ミーユ。これも千年紀「millennium」と同語源だねきっと。
この後もやっぱり素直。
2000はdeux-mille ドゥーミーユ、10000以降も英語のten thousandと同じ形でdix-mille ディスミーユ、11000はonze-mille オンズミーユ、12000はdouze-mille ドゥーズミーユ・・・ってな感じ。
まぁ要するにだ。ある程度規則性はあるとは言え100までしっかり覚えないと間違えかねないと、そういうわけですね(爆)
フランス語は難しい!
あまりにあからさまだしー(何)
ちなみに今回の参考文献。
wikipedia:フランス語の数詞
米田透のフランス語表現集付録 - 数字
◆今週のへぇ(何)
Español
cinco(5)とかdiez(10)の発音って[θ](英語のth)なんだ。へぇ。
中文
中国語は英語に次いでまともに勉強した言語でもえがくレベルのことは今更感が漂うので、他のセリフのリスニングをすることにしました(何)
「誰か助けて──!」は「谁快来救我啊!
この記事にリンク:http://tianlang.s35.xrea.com/diary/diary.cgi?mode=single&number=1450
昨日: 今日: