徒然なるままに、日暮らし、パソに向かひて、心にうつりゆく由なきネタを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ(何)

デジモンアドベンチャー02 39-44話

No: 1766
投稿者:管理人 2009/07/25 Sat 02:17:53

前回視聴からまた少し間が空いたけど、折角だし8/1までには見終わっておきたい気分なので、重点視聴モード突入です。
昨日と一昨日で6話消化。結構書きたいこと多い内容だったのでどっさりと(何)

39話。
前回現実世界の各地にダークタワーが立ってデジモンが迷い出るという、3年前のお台場であった事件の大規模版みたいなのが勃発。
選ばれし子ども達は光子郎の家で対策会議。
今回は世界中にいる選ばれし子ども達と連絡を取り合って対応する、というスケールのでっかい話に。
そうやって世界の他の子ども達と協力して困難に立ち向かうって展開は、無印劇場版「ぼくらのウォーゲーム!」の最後のメール攻撃を思い出して実に燃えます(何)
BGMもウォーゲームの使われてたしな。そしてなにより、今回活躍する世界の子ども達の中には、その時メールを送った子達も含まれてるわけでもあるし。
なんというか、いつも描かれてる大輔達の視点の大きく外側にある現実世界の存在も、物語に深く関わってくるってのが無印と02の大きな違いだよなぁ、とこの回見たらしみじみと思いました。
後の回で語られることだけど、完全に子ども達と無関係な大人の世界でも、各国の研究機関が秘密裏に研究を開始したけど、デジモンの悪用をおそれたゲンナイさん達が巧妙にデータを隠蔽したとか、次回中印国境で迷い出たデジモンを誘導するインドの選ばれし子どもが国境を警備する人民解放軍に睨まれて動けなくなってるけど、強引に通れば国際問題になりかねないし・・・なんていう、ちょっとびっくりするぐらい「現実的なカベ」にぶち当たってみたりと、そんなのはまさに02を象徴するイベントかなと思います。


39話でゲンナイさんが持ってきたチンロンモンの珠の効果で究極体進化したインペリアルドラモン。その力であっという間に札幌、田町、大阪城、阿蘇山の日本国内4カ所に現れたダークタワーを倒し、デジモン達を送り返した大輔と賢。お台場で他の子ども達と合流して、40話からは世界各地へ。
六箇所に別れ、現地の子ども達との共同戦線スタートです。
こういうシリーズ物はデジモンだと各個撃破が基本で若干ダルくなることもあるんですが、流石にもう終盤にさしかかっている頃合いなため、各話一カ所なんて事はなく、各回2カ所×3話構成。
というわけで一発目はニューヨークと香港。

ニューヨークでは大輔にミミが合流したり、さらに2001年の選ばれし子ども・マイケルも再登場。
その他アメリカの子ども達も駆けつけて、さっそく共同戦線って言葉がよく似合う展開に。なかなかアツいです。
大人達は避難してますが、そんな中、ミミの両親は「お台場でひどい目に遭ったのにNYに来てもまたなのか」みたいなこと行ってた割りには、愛しのミミちゃんの危機を察知するや事件の中心に率先して舞い戻ってきてます。世界の危機よりミミの危機。いい両親だよねー。いいようによっては親バカだけど(爆)

しかしあのロックフェラーセンターのジュレイモンはかなりの勢いでフルボッコにされていましたが、アレで死ななかったのはびっくりです(爆)

さて今回みたいに海外で話を進めると、言葉の壁がなかなか問題になってくるハズなのでそこら辺をどう処理するかってのも注目しどころの一つなんですが、今回はわりと適当みたいですねー(何)
ミミとマイケルはともかく、今回初対面の子ども達と大輔も普通に会話が成立しちゃってたりしましたし。
でも思えば劇場版の時も大輔はアメリカでなんとか立ち回ってたんだよなー。実は英語を日常から使う環境で育ったとかだったりして。
そういわれても何か意外と納得できそうな気がします。何となく(何)

一方香港。普段わりと万能な光子郎はここへ来て英会話ダメという弱点が露見。これもこれでなんとなく分かるな(爆)
「話すの」って言ってたから、読んだり書いたりはそれなりなんだろうけど。
でも光子郎の必死のコミュニケーションがムダに終わった後、ゲンナイさんのコピーがふつーに日本語喋って現地の選ばれし子ども達・ホイ三兄弟を説得したのには噴いた(何爆)
いや実際はアレ英語か広東語なんだろうけどさ。もうちょっとそれらしい演出してもよかったんじゃぁw

それより何より、九龍公園ってあんた(何)
思いっきり行ったがなwww
フルメタTSRで出てきたからだけど(何)
あの公園かなり広いので、今回出てきたのは違うとこっぽいですけど。

あー。香港はまた行きたいなー。これで出てきたからとかは特に関係なくw


さて41話はオーストラリアとパリ。
前半はシーフードミックスで後半はお元気おじいちゃん(何)
この3話の中では群を抜いてオカシなことになってる回だと思いますw
これはもしかしてと思ったら案の定「脚本:浦沢義雄」。中華スープの話書いた人でしたwww
思い返してみればとってもおバカな印象しかない第12話「デジモン牧場の決闘」、エクスブイモン初登場なのにギャグまみれだった第22話「豪勇進化!エクスブイモン」もこの人。この人は基本壊す人なのか(何笑)

前半はオーストラリアの選ばれし子ども・ディンゴがゲソモン(イカ)、シェルモン(貝)、エビドラモン(エビ)に追われているのを見て、まず発したのがゲンナイさんのコピーのユーカリさん含めまるでシーフードミックスじゃありませんかというセリフ、と言う時点でもうダメですこの回www
や、そもそもそのユーカリさん自身、どういう訳かオーストラリア風真夏のサンタルックで現れたこと自体ツッコミ所ですw
後半のJoyeux noël!といい、ご当地の文化紹介でもしたかったんかね。

そんでその後半・パリも、敵キャラが宴会して酔っぱらってるマメモン三兄弟ってあんたw
最初の攻撃もケーキ投げつけだもんなぁ。
なんかもうやる気ないとしかw

ちなみに今回は、オーストラリアのディンゴが一応なんとなく英語喋ってた他は言語のカベは無かった模様(何
フランスのカトリーヌはなんか知らんけど日本語分かる人だったし。


42話はメキシコとロシア。
前半・メキシコでは世界遺産のパレンケのマヤ遺跡を守れ!みたいな、これまたちょっと今までのアドベンチャーな世界とはちょっと風味の違う展開。
ここでの特筆事項はやはり言葉の壁ネタでしょう。
今まで適当な扱いされてたと思ったら、メキシコのスペイン語だけはなぜかガチ(何
現地の選ばれし子ども・チチョスは全セリフスペイン語でした。ついでに久々に天才ぶりを発揮する賢ちゃんの応対もEspañol。
一切字幕付けずに進むとかなかなか剛毅なことしてくれます(何)
スタッフ陣の中にスペイン語だけは堪能な人がいたんでしょうかね。
スペイン語出来るなら英語も出来てくれよって感じはしますけど(爆)
香港のホイ三兄弟なんか「I don't understand you!」とか言ってましたよ(爆)

ところでこのパートの見所はおもしろ過ぎなワームモンだと思うんだけどどうだろう(何
ゲンナイさんのコピーが警備の気を引くために突然カンフーみたいなことしてるの見て「なんなのこの人・・・」とマジ引きしてたり(いや確かにその気持ちはよくわかるけどwww)、チチョスに嫉妬して、チチョスと同じように石に足引っかけて転んでみるけど賢ちゃんには助けてもらえなかったり、なんかもう目立ちすぎです、いい意味でwww

そして後半はピロシキボルシチキャビア(何
こっちでも言葉の壁が重要なネタになってて、今までとは正反対に言葉の壁が分厚すぎて放っておくと話が進まない状況にw
でもそこは京さん持ち前の勢いでこの突拍子もないかけ声を思いついて、光子郎がなしえなかった「気持ちで伝える」を成し遂げるのは流石だと思いますw
でもこれだけ叫んでたのに、遅れて、しかもタイミング悪くやってきたゲンナイのコピーに次へ行くよう言われてしまい、食いっぱぐれてしまった空と京の二人が不憫な回でもありました。向かう先は真冬のロシアの更に北部。他のメンツはみんな大都会だの熱帯だの真夏のリゾートだの、なかなかいい場所行ってますけどこの二人はもうどうしようもない場所飛ばされましたね(爆)残念。


43話からはまた別のテーマ。
子ども達が海外出張してる間に、国内で好き勝手暗躍してたアルケニモン達が及川とつるんで何かしでかす・・・のかと思ったら、それだけでなくなんか知らんけどやたら強い「デーモン軍団」とか出てきた──?!
こいつらも及川と結託してるのかと思ったら、どうも利害は一致してないようで、妙な三つ巴の戦いになったりして何だかややこしいことになってます。
次の44話含めてキーワードは「デジモンを倒しちゃった」。
これもまた無印と大きく違う点だと思うところですが、02においてはデジモンってのはいわゆる「いいデジモン」しか居なくてみんな友達、っていう存在として描かれていたし、主人公達もそういう風に接してきたのに、ここへ来てその幻想が崩れ去り、「わるいデジモン」が登場したことにより、大切なものを守るためにはそのデジモンを斃さねばならないという事態に直面したとき、その経験がない02組、っていうか主に京と伊織はやっぱり葛藤するっていうエピソード。
でもデーモン軍団のように「本当にわるいデジモン」の悪辣非道な行いを目の当たりにすると流石に倒せないなんて言ってられず、今後どう折り合いを付けていくのかってのも彼らの成長の一つ、ってところでしょうか。

一方賢の方は相変わらず人気者です(何)
ずっと前から賢を暗黒の方へ引きずり込もうと暗躍していた及川とついに接触。
最近大輔達との”光”の中でのくらしに馴染んできて笑顔も見せるようになった矢先に、また自分が原因で闇が広がっていくという何ともかわいそうなキャラ。
何者かに利用された結果、人との繋がりを得だした頃にまた自分の中の闇に引きずり込まれる姿は、.hack//SIGNの司くんを思い出しますな。
幸福は絶望を引き立てる最高のスパイスですから・・・というモルガナのセリフはまたここでも実践されていたようです。



ところで。
・・・銀座ねぇ(何)
マリンデビモンは竹芝ふ頭、レディデビモンは東銀座の築地川銀座公園あたりで、スカルサタモンは銀座四丁目ですねすっげーよく分かります、と(何)
あと1週間早く見ておくべきだったな・・・
4丁目交差点もかなり正確に描かれてたし。
その後アルケニモンが賢をかっさらってトラックで去っていた方向は銀座四丁目から数寄屋橋の有楽町マリオン方面へ向かい、皇居手前の日比谷か祝田橋交差点を右折?春日の文京シビックセンター前からの景色が発見されたから、おそらく内堀通り→神保町→白山通り→水道橋って経路で春日まで来てそこを左折、春日通りに入って池袋方面へ向かったという感じか。そんで六ツ又陸橋でJRの線路を越えて熊野町から川越街道に入った、と。
その後の住宅地の細い路地や西武線とおぼしき列車が立て続けにやってきて足止め喰らった踏切は流石に分からないけど、逃げ切ったアルケニモン達がトラックを止めていた神社は豊島園近くの白山神社だった。
で、一方その頃レディデビモンとシルフィーモンが戦っていたのは池袋のサンシャイン周辺とか西口公園とか。豊島園のと思しきジェットコースターも描かれてたな。
そして最後に行き着く先は、全てのはじまりの地・光が丘。
シャッコウモンとマリンデビモンが戦ってた病院は、やっぱり無印劇場版第一作にも看板が出てきた日大医学部付属病院なのかしら。確認してないけど。
そんで最後、大輔がトラックに追いついたのは、もうおそらく光が丘団地の中だろうな。

・・・・だいたいわかった。(元ネタ見てないけど(何))

かなりマニアックな場所も含めて見終わってから僅か1.5時間ぐらいでこれ全部特定できたよ(爆)
最近はストリートビューという最早反則的なツールがあるとはいえ、この奇跡的な命中率は一体何w

まぁ要するに行けって事ですよね分かります(何)


残りは後7話。
明日集中的に見れば最後までいけるな。



この記事にリンク:http://tianlang.s35.xrea.com/diary/diary.cgi?mode=single&number=1766




昨日: 今日: