徒然なるままに、日暮らし、パソに向かひて、心にうつりゆく由なきネタを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ(何)

2010年アニメ総決算

No: 1921
投稿者:管理人 2011/01/01 Sat 15:34:07

遅ればせながら、2010年のアニメ総まとめ。
なお文中の時制は2010年12月末を想定しているので「今年」は2010年を意味します(何

まずはいつも通りのリストアップから。

◆全話見たTVシリーズ作品
デュラララ!!
とある科学の超電磁砲
バカとテストと召還獣
WORKING!!
おおきく振りかぶって~夏の大会編~
喰霊-零-[再]
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
世紀末オカルト学院
俺の妹がこんなに可愛いわけがない
STAR DRIVER 輝きのタクト

10作品

◆映画館で見た劇場作品
.hack//Quantum
REDLINE
イヴの時間
カラフル
コイ☆セント
サマーウォーズ
センコロール
パプリカ
ブレイクブレイド
マジンカイザーSKL
宇宙ショーへようこそ
機動戦士ガンダム00劇場版
千年女優
蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH
東のエデン 特別版 Air Communication
東のエデン劇場版I
東のエデン劇場版II
東京ゴッドファーザーズ

18作品

◆DVDなどで見た作品/TV放送で見た劇場作品
蒼穹のファフナー
蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT
東のエデン
無限のリヴァイアス
風の谷のナウシカ
雲のむこう、約束の場所
夜桜四重奏OAD

7作品

◆途中で止まってるけど半分以上は見たTVシリーズ
ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド
テガミバチ
デジモンクロスウォーズ
とある魔術の禁書目録II
ぬらりひょんの孫
バクマン。
はなまる幼稚園
海月姫
侵略!イカ娘

9作品

◆数話しか見てないTVシリーズ
Angel Beats!
HEROMAN
あそびにいくヨ!
えむえむっ!
オオカミさんと七人の仲間たち
けいおん!
けいおん!!
ソラノヲト
荒川アンダー ザ ブリッジ
黒執事II
屍鬼
心霊探偵 八雲
戦国BASARA 弐
閃光のナイトレイド
刀語
灼眼のシャナ[再]
ゼーガペイン[再]
ヘタリア[再]

18作品


「半分以上」のを「見た作品」と定義すると、合計47作品。


すっくな!

確かに印象として今年はあんまり新作アニメ見てないなってのはあったけど、数え方が去年と比べるとちょっと厳しめの基準を適用してるってのを加味したとしても、それにしたって少ないな。特に全話見た新作テレビシリーズが1年で10作品しかないとか、この記事書き始めてもう9回目だけど、史上最低記録なんじゃなかろうか?

一方で、劇場で見た劇場作品ってのが今回すごく多い。
18作品はTVシリーズとは逆に過去最高のはず。連作のブレイクブレイドが実態としては4回あるし、ファフナー、イヴの時間、東のエデンなんかは複数回見に行ってるから回数としてはもっと多いよな。去年も劇場版アツいなと思ってたけど、今年はそれ以上でした。

見に行く回数も多かったけど、そもそもの公開数も多かったよね。.hackとかみたいにOVAを劇場で先行公開するなんてのも増えてきたし、ブレイクブレイドも劇場版と銘打ってはいつつも、60分×6本だから1クールのテレビシリーズかOVAとしてリリースされてもおかしくないようなものが劇場で公開されてる。制作側もテレビシリーズって言う既存の枠にとらわれず、劇場という新たな形態を積極的に使い始めたってのが今年の特徴なんじゃないかなと思います。前にネットの記事で「劇場公開はTV放送と比べると、東名阪などの大都市圏で『機会損失』になるけど、逆に地方都市では作品に触れる機会が増えてる」っていう意見を見たことあるけど、まさにその通りだと思う。数年前からアニメの公開形態としての『テレビ放送』はいずれある局面を迎えるみたいな論調はあったけど、2009~2010年あたりはまさにその潮流が明確に見えるようになった時代という感じでしょうかね。

もう一つ別の視点では、「アニメファンって内に籠もっているようで実はアニメ見て得た感動を他の人と共有したいと思っている人が多く、劇場でそれが果たされている」みたいな意見も見たことあって、それも実感から同意。やっぱり劇場版アニメを見に行く時って誰か誘いたくなるし、一人で行ったとしても終わった後周りの人の感想が聞こえてくるってのがまたおもしろいんだよね。ついったで実況するだとかニコ動の配信でコメントしながら見るだとかも似たようなもん。思い返してみるとアニメの楽しみ方も「ひとり」から「みんな」に変わった時代なのかな、というのを強く実感できる一年だったかもしれません。そのせいか、今年見たアニメってのは「みんなで楽しめる」少数の作品に集中した気がする。デュラララとかWORKINGとかオカ学とか俺妹なんかは舞台探訪がらみの「みんな」、バカテスとかHIGHSCHOOL OF THE DEADとか喰霊再放送とかスタドラとかはついったで実況する的な意味での「みんな」。なんかそういうヤツに集中したというか、そういう楽しみ方がないと物足りなくなってきて続かないっていうのもあったかもしれません。

そうそう、その「みんなで楽しむ」の延長にあるもの、アニメ関連イベントへの参加ってのも多かった。2月と3月の無限のリヴァイアス10周年関連イベント、3月と4月の東のエデンAR上映会、7月のWORKING!!イベント、7/31-8/1のリアルサマーウォーズ in 信州上田、9月のイヴの時間上映会@下北沢映画祭、同じく9月の東のエデン神山監督トークショウ、またまた9月の電撃文庫秋の祭典、10月のデュラララ!!イベント、11月のANIMAX MUSIX 2010 FALL、11/22の東のエデンリアル迂闊な月曜日イベント・・・こんなもんかな?ほんと大小様々いろんなイベント行ったなぁ。ライブ形式のイベント初参加も今年だしな。しかもそれがいきなり奇跡の最前列だなんて言う事態もあったしwwwwwそんで2回目のライブが7時間もやるとか言う恐ろしいイベントとか、もうね(何)

こんな事態になったのは近場でイベントやらない北海道から関東に引っ越してきたからとか、誰かさんのせい(何)とかいうのも理由の一つだけど、やっぱりさっきも書いた「『みんな』で楽しむ」ってことの楽しさを知ってしまったからだろうなぁ。
特に印象深かったのは東のエデンAR上映会。この景色がすべてを物語ってるけど、同じ作品を好きな人が同じ場所に集まって同じ時間に同じ物を見て、そしてそれだけじゃなくて自分の感想を言い合うって光景は、今まで自分のアニメの楽しみ方の範疇には存在してなかったので、なかなかの衝撃でした。

あと、やっぱり、Twitterの存在ってのもかなり大きい。
ほとんどチャットみたいに即時性の高いシステムなお影で、家にいながらにして思ったことを共有出来るってのがホント楽しかった。さらに今までアニメ感想を共有する相手だった高校の時の友達とリヴァイアス掲示板繋がりの友達、それぞれ別個に存在していた二つのグループがついったという共通のインフラ上に乗っかることで、その影響がリアルにも波及してひとまとまりになり、またおもしろいことになったりもしたし。ついった経由で知り合った新たな人たちとの出会いってのもあって、それがまた新たなヲタク活動へ参加するきっかけとなったり・・・ホント今年のアニメ生活はついったでの「出会い」抜きには語れない年となった気がします。

さらについったといえば、このツールのおかげで制作サイドとの距離感ってのがえらく縮まった気がする。今までは遠い存在で「ファンレター」なんてのを書くなんてことは考えもしなかったけど、ついったを使うと公式サイドに気楽に感想を伝えることが出来て、逆に公式側から個別に返信してもらえることもあったりで、これはまた画期的だなぁと。

こうしていろいろ書き連ねてみると、2010年のアニメは、作品そのものの印象よりも、作品に対する接し方、ひいてはアニメという物の楽しみ方が大きな変化を迎えた年だったんですね。



さてそんな周辺事情を長々書いてきたけど、作品そのものについても注目してみますか。今年の傾向は、「探訪」と「回顧」ってなところに集約されるのかな?

前者はまあ言うまでもなく(笑)
探訪先リストは作ってあるので別個に記事書きますが、年間57回も探訪してるよ(爆)1年って52週しかないのにな!(爆)デュラララ!!みたいに2クール作品を毎週1回以上探訪するなんて愚行もしたしね(爆)

後者については、放送当時はそれほど大きな注目を集めていた作品ではないと思っていたのに、時間が経ってもなお覚えてる人が結構いるってことが分かって、改めておもしろさを認識した作品ってのが結構ありました。最たる例は、再放送でもとても盛り上がった喰霊-零-、BD発売で盛り上がったゼーガペイン、劇場版公開で見返した蒼穹のファフナーあたり。イベントを絡めて長期的に接し続けている東のエデンとサマーウォーズもそうだね。正直新作アニメよりもこれら作品に費やした時間の方が長いんじゃないかという気すらします。

これらの作品に共通するのは、やっぱり共有できる「みんな」がいるってのがファンで居続けられる大きな原動力になっていると言う点。そう考えると今年は本当に他のヲタとの関係ってのが重要だったんだなと思える年でした。
「つながり」こそがぼくらの武器!ってね。



さて久々に日記のタイトル通りつれづれなるままに心に浮かんだことをそこはかとなく書き付けたらなんだか論点があっちへふらふらこっちへふらふらしながらすごい長さになったが(爆)
まぁ要約するとついったを中心とするお知り合いの皆さん2011年も引き続き宜しく、と言うことで一つ(何)
現時点ではまた猛烈に期待できる新作アニメってのがあまり見いだせていないので、来年も少数のテレビシリーズに集中しつつそれらの舞台探訪して、新海誠新作とかの劇場作品を見に行き、そして相変わらずサマーウォーズとかの古い作品で盛り上がる、という日々になりそうな予感はちょっとしてますので、「みんなで」楽しみましょうww


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