徒然なるままに、日暮らし、パソに向かひて、心にうつりゆく由なきネタを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ(何)

絶対少年・田菜編 舞台探訪記 その2

No: 993
投稿者:管理人 2005/09/17 Sat 23:46:47

予定外の中断が入りましたが、引き続き田菜レポをお送りします。


巡礼に出発する前に、絶対少年に登場するわけではないけど、せっかくなので国指定天然記念物である丹那断層を見学。

 
こういう風に断層面そのものを観察できるような施設が作られてます。

 
矢印の先が断層面。

地上はこんな感じ。
 
写真手前にある半月状に並んだ2つの石の列、これはもともと円形に石が並べられたごみ捨て場だったけど、ちょうどここに断層ができてズレてしまったためこのようになってしまったんだとか。奥に見える赤い目印が断層線だそうです。

 
断層公園にあった盆地の模型。
これを見る限り、さっき丹那入口の信号(写真一番手前)から先、熱函道路ではなく下丹那を通り抜ける道を選んだのは正解だったようだ(何)熱函道路の方がずっと高いところを通ってる。


さてここからは、作中の歩みたいに自転車で盆地中を走り回って各地を巡礼。
まずは反時計回りに盆地を一周。確かに小さな盆地なので自転車なら10分程度でした。
一周し終えたら次に中央部を縦横に走る直線道路に出たり入ったり。
「頭屋の森」こと川口家の森跡地の回りも回ってみたり。
途中盆地の外周へ向かう道を登って熱函道路に戻り、またしても上り坂に苦労しながら「ドライブインきみち」にも行き、盆地に戻って今度は時計回りに一周したあと、長光寺の脇道に入り、そのままお寺を通過してずーっと奥までいってみたりもしました。
そんな感じで、約3時間、盆地の中と周りをひたすらぐるぐる回ってました。盆地は4周ぐらいしたかもw

それでは舞台となった場所の写真を怒濤の如く貼り付け(何)

まずは断層公園から、盆地を周回する道路を反時計回りに。


断層公園。アニメでは奥の建物が四阿(あずまや)でしたが現実にはトイレですw
ベンチも一応ありましたがね。
あと、手前のイスと机があるところ。屋根(?)はアニメじゃ白でした。


断層公園から猫が辻方面。


猫が辻その1。断層公園方面から盆地中心部へ向かって。


猫が辻その2。交差点から断層公園方向。OPのワンカットにそっくり。
陰の出来方まで一致してますね。


猫が辻その3。東から西。


猫が辻その4。西から東。


猫が辻のお地蔵さん。


猫が辻を田んぼ越しに。ちょうど稲が実ってる季節ですねー


畑公民館。海野がいつもバスを降りるところですが、現実の位置は別荘地の最寄りというわけではないですね。


同じく畑公民館。バス停もちゃんとあります。


月読天文台。アニメと違って家ではないですし、山へ入っていく坂の途中でもありません。


「お寺さん」こと長光寺。アニメでの印象よりだいぶ小さかったです。
月読天文台のモデルがあるところの分岐を(断層公園方面からだと)右に入った先にあります。


長光寺本殿。


裏手にはちゃんとお墓も。


この像もアニメに登場してたと思います。


長光寺から盆地を望む。


丹那小学校。(この写真は時計回りに回ったときに撮ったもの。)


丹那小学校校舎。


7話に登場の民家2軒。
現在は廃屋っぽい?


「FARM SIDE MART たなや」のモデルとの説が有力な酪農王国オラッチェ。
この間札幌で見つけたカレールゥの製造元ですな(笑)


アニメでは火の見(やぐら)のあったところ。現実にはありませんでした。昔はあったんでしょうか。
写真には取り忘れましたがこのすぐ向かいに消防分団の建物がありました。


丹那に入って最初に見つけたロケ現場、深山商店のモデル。
2○ゃんのスレでは取り壊しが始まってるなんて情報もあったけど、まだそんな気配はなく無事でした。


上の写真とは反対側から深山商店。
2階部分はアニメとだいぶ違うけど、1階部分の特に自販機のあたりはよく似てますね。


記念碑。
「第二次構造改革記念碑」だそうで、昔は盆地の中は網の目のように土地が区切られてたけど、この構造改革によって今のような、田んぼが正に「田」の字のように区切られている構造になったようです。


熱函道路へ登るS字カーブ。帰りはこの道を上がって盆地を後にしました。


これで丹那盆地を周回する道路の周辺にある建物は終わり。
続いて、丹那断層の近くから熱函道路に上がる太めの道と、その先の熱函道路沿いにある構造物シリーズを列挙。


鏑木家のモデル。
ここはほんとそのまんまですね。
かなり細い道沿いにあるので見逃しかけました(笑)


砂防ダム。
鏑木家のすぐ上でした。


牧場の池。
砂防ダムから熱函道路方面へずっと登ったところにある脇道を入ってすぐ。
「かしわ屋さん」のレポではここが「わきま」騒動の時出てきた池ではないかということになってたので、一応通り道だし見に行ってみましたが・・・確かに池の雰囲気は似てますが流れ出る川もないし・・・ちょっと違う気がします。


牧場の池からさらに道を登って熱函道路に入り、またしても上り坂に苦しめられながらたどり着いた畑橋付近から頭屋の森(川口家の森)を。
No.989の写真もこの辺りから撮りました。


ドライブインきみち。
この日はお休みでした。
さっき写真を撮った畑橋からすぐです。


ここからは再び盆地に降りて盆地中央部にあるものを。


盆地の中から熱函道路を。
縮小したため見づらくなってますが、アニメの通り緑の山の中から白い道がちょこちょこと顔を出してます。
この写真は盆地周回道路を、熱函道路へ登るS字カーブから少し丹那断層方面へ進んだところから撮影。


記念碑の近くにある柿沢川に架かる橋。
7話で歩と坂倉が川辺に座ってるところに須河原がやってきて2人とも逃げ出すシーンの橋はここでしょうかね。


同上。
橋自体はあまり似てませんが、橋からの景色は似てる気がします。


7話で美紀&拓馬と歩&潮音が出会ってしまい修羅場になるシーンに出てきた水路沿いの道・・・と雰囲気が似てるところ。
盆地内の水路は東西方向に走ってるのは大抵道沿いなので他のところにもっと近いところがあるかもしれませんが。
でも7話に出てきた、水路の上に建ってる小屋(取水施設かなんか?)は盆地中央の道をくまなく走ってみても見つけることが出来ませんでした。


山腹に広がる南箱根ダイヤランド。
だいぶ上の方まで続いててなかなかすごい別荘地です。


「頭屋の森」こと、川口家の森の跡地。
伊藤さん達スタッフが取材に行った2~3年前はまだ森だったようですが、去年辺りに伐採されてしまったそうです。
おかげでアニメのような神秘的な空気は微塵もなし・・・


頭屋の森に接近。
廃屋があったというのはこの辺なんでしょうか?


上の写真の地点からちょっと前進したところから撮影。
コンクリ製ですがなにやら遺構が残ってます。
しかしこの伐採の中途半端さがより無惨な感じを引き立ててて哀愁を誘うというかなんというか・・・・
もうちょっときれいに片づけてもいいんでね?


これで今回確認できた舞台はすべて。
これら以外に、あむとわっくんが出会った橋を探そうと思ったんですが、かしわ屋さんのレポによると柿沢川本流の上の方には無いとのこと。じゃぁいくつかある支流の方はどうだろうと思い、盆地周回道路から長光寺へ向かう道を、長光寺を通り過ぎてそのまま延々と先まで登って3つほど支流を越えてみましたが、どれも「川」と言うより最早「沢」で橋らしき橋すら架かっていないような状況でした。
地図上では一番大きく見える支流にかかってる橋ですらこんなんでしたし。

アニメではそれなりに水量と川幅のあるところに架かっていたので、柿沢川本流にないとなると該当個所は実在しないのか、あるいは丹那以外のどこかにあるってことなんでしょうかねぇ。
ここは物語上最も重要な場所だからぜひとも見たかったんだけどなぁ。残念。

ここ以外にも、2話で坂倉が父親に呼び止められるシーンが見付かりそうで見付からなかったし、オラッチェの近くに稀代先生が牛の診察してたのにそっくりな牛舎があったのに撮るの忘れてたし、稀代動物病院の元ネタも探せば有るんじゃないかと思ってたのに結局見付からなかったしで、ちょーっぴり悔いの残る巡礼となってしまいましたが、やはり熱函道路で体力使った後ひたすら走り回ったせいでさすがに疲れたのと、天気予報通りだんだんと怪しげな雲が盆地の上にかかり始めてきたので、3時間程盆地をうろついた16時ちょっと前にはもう盆地を後にしました。

今回自分で歩と同じように盆地をぐるぐると走り回ってみてわかったけど、あむって実は結構体力あるんでしょうかね。
盆地中央部はいいけど、ちょっと周りの山、特に川の上流の方なんか行こうとしたらひたすら上りでかなり疲れますよ。
元々ヘタレな上に筋肉が短距離走タイプ(だと思う)なぼくにはかなりきつかったです(爆)

ちなみに帰りは上に写真を掲載したS字カーブを登って熱函道路に入ってそのまま函南駅まで向かったんですが。
行きにあれだけ登りが続いたと言うことは帰りはひったすら下りなわけで。
ええもう。元有料道路で交差点や信号がほとんどないのをいいことにほとんどノーブレーキでかっ飛ばしてやりましたよ(何爆)
日も傾いてきて気温も若干下がったおかげで、風がものすごく気持ちよかったです。
行きは一番軽いギアで死ぬ気でこいだり、仕方なく降りて押したりして1時間もかけて登ったのと同じ道を、函南駅入口の信号までほとんどこぐことすらせずにわずか15分で下りきりました(爆)
この区間、およそ6km。したがって帰りの平均速度は約25km(爆)
平地で全力疾走したときの最高速度がこれぐらいだと思うんですが、それが「平均」だから恐ろしい。
ほぼノーブレーキとは言え急カーブのところやちょっとした登りのところでで減速したり、コンビニの前の信号に短い間とは言え引っかかったりしてたので、最高速度は30とかそれ以上行ってるんだろうなぁ。
こんなふうに長距離に渡ってひたすら下り坂で、しかも脇道からの車や人を気にせずスピード出せる道は初体験だったのでなかなか面白かったです。

そんなこんなで4時半前には駅に到着し、16:38発の熱海行きに乗って函南を後にしました。
家にたどり着いたのは19時前。
ほんとに「東京から在来線で二時間程度」の距離でした。


そんな丹那巡礼もこれにて終了。
まだ見落としとかもあるのでぜひとも機会があればまた行きたいですが・・・
行くならもっと暑くないときか、せめて行きだけでも誰かの車に乗せてもらうかじゃなきゃちょっとイヤですね(爆)
熱函道路のあの登りはもうこりごりだ(爆)下りは楽しいけど(何)
今回みたいにあまりに疲れてしまうと、現地で楽しめないし、なにより注意力も落ちて何度もアニメに出てきた地点を見落としてしまったりすると言う問題があるので、少なくとも行きはできるだけ疲れない方法で行きたいもんです。




さてかつてないほど写真を貼り付けとんでもない重さになってしまったこの日記ですが、近いうちに舞台探訪横浜編も決行もして、きっと今回以上に写真を貼り付けることになると思うのでもう尋常ならざる容量になると思いますが、ご了承下さい(爆)
巡礼・横浜編決行は来週中・・・休日は混むし水曜は予定あるから火曜か木曜あたりにでも行ってこようかな。
それより前に家族揃って中華街へ行こうなんて話もあるので、中華街の近くだけ先に載せるかもしれませんが。

そんな感じで、「絶対少年・田菜編 舞台探訪記」は以上です。



おまけ(何)
アニメの設定に合わせて、写真を捏造してみました(何)
 神凪駅。アニメには出てきません(何)

 田菜小学校・田菜幼稚園。アニメでは校章入ってないけど気にしない(何)


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