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数ヶ月ぐらい前から本誌の方でも「いよいよクライマックス突入!」って煽り立ててたからそろそろ来るなと覚悟は決めていたけど、やはりいざ目の前にするといろいろ思うところはありますね。
2001年8月号のスタートからジャスト9年ですよ。9年。
その頃はもう既にガンガン本誌を
立ち読みだったり人から借りて読むのメインでしたが毎月継続して読んでたので、連載開始の告知から全部本誌で見続けてきたわけで、1話読んで「おお、これ良い!」と思って以来、常にガンガン開くと真っ先に読むマンガとして存在し続けてきたのでそれが無くなるって言うのはかなり大きいよなぁ・・・・・・そしてこの作品に関してはただ受け取るばかりでなく、最初のアニメ化が発表された2003年6月には毎度お馴染み鋼サイトを立ち上げて、以来結構本気で二次的な発信をする側に回ったりしたので、それを通じて喜怒哀楽本当にいろいろ有りました。瞬間最大風速では一日辺り数千ヒットとかいうかなりの記録を打ち立てたし、こういうこと晒すと不愉快に感じる人もいるかも知れないけど、鋼サイト経由の広告収入が最大の時は年間で20万にもなったことがあったという物質的な嬉しさってのもあるし、僕自身はほとんど直接関われなかったけど、水島監督版アニメの最後のイベントでファン有志が行った「赤い花束企画」の最初の一歩はうちのサイトからだったという精神的な面での喜びもあった。
もちろんそんないいことだけじゃなく、この日記に一部の片鱗が見えたりするけど、「怒」も「哀」も正直いろいろ有ったのよ?(何)まぁでも、それだけいろいろあったおかげで、この「鋼の錬金術師」って作品は僕の中で相当大きな存在であることは間違いないわけで、それが終わるとなったら感慨もひとしおってもんですよ。
でも連載終了、思ったより早かったかも。2月頃に某方らと話してたときの僕の予想では、その時点での原作の展開とスクエニ&アニプレックスのプロモーション戦略的なことを考えると、6月末にアニメ鋼FA終了→終了と同時に「重大発表!!!」とか煽りつつ、ハガレン2度目の映画化決定!!内容はTVシリーズで描ききれなかった原作のクライマックスを映像化!みたいなことになって→原作は年内いっぱいぐらいまで続く→映画2011年夏頃公開、ってな感じになるんじゃないかなーという、多分に期待のこもった妄想が本命で、原作とアニメ同時終了ってのは次点って扱いだったんだけど。
この予想の背景にはもう一つ、(予想を立ててた2月頃から)年末までの間に始まった新連載作品が、まぁ半年~10ヶ月ぐらい経ってそれなりに軌道に乗って次の看板候補となってれば、今後のガンガンも安泰かなーなんていう思いもあったりするんですが、今この状況で終わりとなると・・・どうなるんだろう。
正直言って「看板作品」となりうるモノが現状無いというのは、どうにも否めない感じがするんだよなぁ。
連載年数と人気の度合いからすると「ソウルイーター」が最上位で、一応今後の看板最有力候補だとは思うけど、アニメも思ったほどブレイクせぬまま終わって久しいので、ちょっと荷が重い気がする。
連載年数で言うと実は「ながされて藍蘭島」が最長になるのかもしれないけど、内容的に看板ではない(爆)
単行本の売り上げで見ると、「とある魔術の禁書目録」はなにげに相当売れてるらしいけど、これはあくまで「借り物」であって「ガンガン作品」とは認知できない。っていうかこれが看板になったらスクエニの雑誌としてどうかと思う。
「屍姫」も僕は好きだし、一応長期連載中でアニメ化もされた作品だけど、やっぱり看板っていう系統じゃない。
土塚理弘の「マテリアル・パズル」シリーズも実はずーーーーーっと続いてるけど、僕はどうにもこれ受け入れられなくて読んでない。他の人も同じようなこと言ってるの聞いたこと有るし、人を選ぶ作品なのかも知れない。
最近の作品だと2008年2月スタートの「トライピース」が、始まったときからずっと異様なプッシュを受けてる気がするけど、その割にそんな盛り上がってない気がするのは僕の気のせい?
「HEROMAN」は当座の収入源にはなるかも知れないけど、やっぱタイアップって感じだし、看板には相応しくないよなぁ。
「仕立屋工房」とか「紅心王子」とか「絶園のテンペスト」とか「ブラッディ・クロス」とかその辺も、僕は好きではあるけど、これ看板になるか?って考えるとちょっと無いなと思ってしまう。
そう考えるともう後めぼしいものは何も残っていないので(爆)、今後ホントにどうなっていくんだろうってのは気になるところです。
まぁ、以前にも書いたとおり、なんだかんだ言いながらも続いていくのが少年ガンガンって雑誌なので、売り上げ激減で存亡の危機とかそういうことにはならないだろうと思っているんで、心配は特にしていませんけどね。
実際、今鋼が抜けたところで、少なくとも本誌の売り上げにはそれほど壊滅的な打撃を与えるような事態にはならんと思うのですよ。
まぁ、売り上げが減らないと思う理由が素直じゃなくて、「もう既に鋼で獲得した新規読者はアニメ1期ブーム終了と共に本誌からは離れているから」という皮肉っぽいものなのが辛いところなんですけど(爆)
ソウルイーターのアニメが始まる前辺りだったか、スクエニの編集長だったか誰かが何かのインタビューで「アニメ放送期間中は売り上げが激増したけど、そこで獲得した新規読者が残念ながら定着しなかった。なので今度はその反省を活かしたプロモーションをしていきたい」っていう発言をしてるのでそんな状況なのは確かなことなんでしょう。
まぁ、コミックの売り上げを含めた出版部門全体としては、鋼終了ってのは大打撃なんでしょうけど、単行本最終巻が出るのはまだ少し先だし、それが出てからもしばらくは売れるわけだから、なんだかんだで1年ぐらいの猶予はあるんじゃないですかね。勝手な想像ですけど。
その間にいかにして看板たり得る作品を作り、育て上げていくかってのが、ハガレンが抜けた後のガンガンの進んでいく方向性を決める重要なファクターになるのかなと思うので、編集部がどう出てくるのか楽しみにしていたいと思いますw
なんかすげー偉そうですね(爆)
ま、ともあれハガレンの連載は今月号と来月号、後2話はありますし、とりあえずはそれを超絶楽しみにして過ごすとますw