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と言っても日記に書く以上ムリヤリにでも言葉にするんですけどね(何)
なんつーかもう、良すぎ。
先週までは回収すべき伏線が山のようにあるけど大丈夫なのかこれとひどく心配だったけど、今回怒濤の勢いで回収していったなぁ。
ヤサコが例の「4423」が居る鳥居の並ぶ階段がある空間に入り込んだのは偶然ではあったにしてもコイルスノードであるデンスケがいたからという納得のいく理由が付いたし、おじじが死んだ経緯も分かった。
さらにデンスケの首輪の謎もさりげなく明かされたし、猫目兄弟がメガマスと内通している節を見せつつもメガマスに復讐しようと動いていたという理由も、メガマス内部にコイルス派が居るからって示してくれた。
なんかもう気になってたことは今回でほとんど片が付いた感じ。
そしてこれだけ伏線を回収していながらも1話の中に笑いあり涙ありそして恋心もあり、ともかくいろんな要素がぎっしり詰まってた。
笑いの部分はヤサコパパが実はコイル探偵局会員番号一番で例によってメガばあに弱みを握られてたとか、コイルドメイン内を彷徨っていたおじじの性格とかですなw
特におじじは・・・何かものすごい重要な謎の中心人物だったのに、正体分かった途端「思い出した!ワシはこないだ死んだんじゃ!ハッハッハ!」だもんな(爆)そりゃねーよww
涙の部分は・・・有りすぎるな。真っ黒なイリーガル状態になってたけどヤサコと再会できてきちんとお別れできたデンスケとか。ヤサコの呼びかけに応えて「子供時代」の象徴たる「あっち」から自ら抜け出たイサコとか。
デンスケのエピソードは、前々回真っ向から否定してた「目に見えるもの、触れられるモノだけが確かなもの。それ以外はまやかし」って意見に対するこの作品なりの答えはこれか、って感じ。事件解決の直後はイサコもハラケンもメガネをしてなかったけど、エピローグの中学校入学の時点ではみんなまたメガネをしてる、ってのも、「目に見えなくても、触れられなくても、心が繋がっていればそれは確かなものだ」っていう結論を暗に示したいのかなと考えると、なかなか奥が深いのかもね。
ヤサコとイサコの話は・・・もう、ね(何)印象深いシーンだらけだよ。
その中でも特に、と言うと、ヤサコとイサコはそれまで互いのことを「天沢さん」「小此木」って呼んでたのに26話目にして初めて「イサコ」「ヤサコ」と呼び合ったことと、その「ヤサコ」に導かれて「イサコ」が、お兄ちゃんに改めて別れを告げて、ずっと子供でいられる「あっち」の空間から、痛みと苦しみに満ちた現実に戻る決心をしたとき、結んでた髪がほどけたところですね。
「ヤサコ」「イサコ」と呼び合ったのはエピローグの電話での会話でも言ってたけどイサコがヤサコのことを「『友達』というのはよく分からないが、同じ道を迷った『仲間』だ」と明確に認めたのが強く印象づけられた感じ。髪がほどけたのも、直前にヤサコの呼びかけに一旦応えかけるも、ミチコさんの誘惑に負けて再び戻ってしまったときに幼いイサコが「髪の毛結んでー」って甘えてる絵があったから、これも兄からの自立ってのがすごい際だってた。
今回に限らず、このアニメはこういった『描きたいこと』を見る側にものすごく強く印象づけるのがすげー上手いよなぁー。
そうそう、印象づけられたと言えば、「人の心と心は細い道で繋がってる」ってセリフもそうだ。これ聞いたときエンディングの「道は続いてる 繋がっている」って歌詞はここに繋がってるのか!って気づいてものすごいぐっと来た。オープニングの方も歌詞のあちこちが作中のセリフとリンクしててもう。曲としてもかなり良い上に作品との関連性も完璧。主題歌としてはこの上ないものなんじゃないでしょうかね。
そして恋心は・・・言うまでもねぇなw
ヤサコがハラケンに告白したのと全く同じ場所で、頬染めて視線そらして「初恋・・・かな」とか言っちゃうハラケンはなんかもうつつき回してやりたい気分でいっぱいです(何だそれ)
イサコだけでなくハラケンもヤサコにとって『同じ道で迷った仲間』で、しかも互いに互いの問題を解決するために動き、そのおかげで全て解決したとあったら、もうそうなるしかないよな(何)
ついでに今回出番なくて残念だったけどエピローグの中学入学の春の絵ではフミエとダイチも引き続き良い感じのようだし。青い春はより一層甘酸っぱさを増したようですよ(何)
そんな感じでついに今日で終わってしまったこの作品。
始まって数話目ぐらいの時点で既にかなり良いなと思っていたけど、想像を遙かに遙かに上回る超良作。
電脳バトルやらヒゲの回やらw、あと個性豊かなキャラ達とほのかに揺れる恋心みたいなそんな感じの軽く見られる話から始まったけど、次第にメガネにまつわる「謎」に巻き込まれていって謎解き要素が濃くなり、謎を解けば解くほどより深く大きくそして衝撃的な謎が後から後から出てきて、そしてここ数話の怒濤のクライマックス。前回前々回あたりは急に話が加速したから詰め込み過ぎな最終回になるのではと思ったけど、しかし最後は書くべきことを時間内に全て書ききって、エピローグも付けて大団円。
こういう構成、特に最終回にエピローグ付けて全てをまとめるってのがものすごく好きなんでもう文句なしです。
ここまで見終わったあとに何も後腐れが残らずすっきりした感じになれる最終話は久しぶりだな。「絶対少年」田菜編最終回以来、ってとこかな。思えばあれを最初に見終わったときの感覚とすごく似てるわ、そういえば。
これであとは、何らかの形で2~3編の番外編でも作ってくれたらもう本気で何も言うこと無いんだけどなぁw
うち1~2編は時間を小学校時代に遡ってサブキャラメインのギャグ話、残り1編は中学1年の夏休み頃を舞台に、どういう訳か再びイリーガルが現れてヤサコとハラケン、そして金沢のイサコが再び手を組んで謎を解く、って要するに「デジモンアドベンチャー」における本編と劇場版「ぼくらのウォーゲーム!」の関係みたいな感じでさ。
すごくありがちな構成な気はするけど、せっかくいい意味でアクの強いキャラ達が多数揃ってる上に、どんなことでも出来そうで実際シリーズ前半ではいろいろ楽しい話を作り出してた電脳メガネの設定があるんだから、やれば絶対本編と比べても遜色のない、おもしろい話になると思うんだけどな。
媒体は何でも良いから、やってくれませんかねぇ(何)
3本立てで映画とかさw
もっと現実的な路線でDVD最終巻に収録とか、OVAとか、ドラマCDとかでも良いよ。
なんか「無人惑星サヴァイヴ」の時と同じように来年1/1の17:00~18:30の1時間半にわたりスペシャル番組が放送されるらしいから、それ用の新作パートって手もあったり。
商業的に見ても(DVDの売り上げはそれほどでもないようだけど)、2chのスレの勢いを見るかぎりコアなファンは結構居そうだから出して損はしないんじゃないですかねw
僕も出るんだったら何のためらいもなく買いますよw
DVDは1巻発売が金銭的に厳しい時期だったから手を出してないんだけど・・・!(爆)うん、何か言葉に出来ないとかいう出だしで始めたハズなのに、気づいてみたらものすごい量書けたぞ(爆)
なんつーかこの作品は見たあとに感想も結構な量をすんなり書けたし、それだけじゃなく提示された謎を自分なりに考察・検証して仮説を立てまくらずにはいられなくて、そしてそのあとの回でその予想が当たってたり当たらなかったり、時には外れたと思っていたらやっぱり当たっていたりとかもあったりで、それを踏まえて更なる想像が膨らんで・・・と、何かそういう想像力・・・っつーか妄想力?wを異常にかき立てられたのも大いに楽しめた理由の一つなんでしょうな。
何はともあれ。
こんな「名作だ」と思える作品に出会えて、ほんと大満足でした。
もうこの作品は無条件で他人に勧めます(何)
と言うわけで、前も言ったけど、某方とか某後輩とか、来週から同じ時間、毎週土曜18:30からNHK教育テレビで早速再放送が始まるので、必ず見るように(何)
僕はそこで2回目の視聴をして、新たな発見を得たいと思います(何)
さて。DVDは買ってないけど、とりあえず小説版は買おうかな(何)
そんでもって、「今冬発売予定」となっているロマンアルバムは出ることを知った瞬間に購入を決意してるし、だいぶ前に出たけどどうしようか迷ってた「アクセスガイド」、これも近所のTSUTAYAにずっとあるから明日さくっと買ってこよう(何)
加えて再放送もあるし。
まだまだしばらくこの作品で楽しめそうだー!
最後に。
2chで見つけたこんなニュース記事にリンクを貼って電脳コイル最終話感想のシメとしますか。
“完全ワイヤレス”で、HMDはファッションになるか? - IT Media 2007/10/23
光学機器メーカーのオリンパスが、HMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)の改良型試作機として、背後の景色もシースルーのメガネ型ディスプレイの完全ワイヤレス化に成功したってお話。
2ページ目に「将来的にはPCを持ち歩く必要がないよう、データはすべてサーバに収納し、モバイル端末がサーバから情報を受信してHMDに映像を表示する――そんなサービスを想定している。」ってあるけど、これって電脳メガネそのものじゃん!
我々が現実世界で「電脳メガネ」を使える日は、実はわりとそう遠くないのかも。
夢は膨らむね。